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ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

ヴィーテ・イタリア高岡(Hiruccio)のイタリアワイン&主夫日記

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2011/08/29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ブラインドで行なった、イタリアワインテイスティング会

  サレッタ

での、南イタリアのスプマンテに関するコメント、その2です。



3本目 「ドゥブル ファランギーナ」へのコメント

 色、1番目(アルメリータ・ブリュット)と2番目(フェッラーリ
    マキシアム・ブリュット)の中間の色

 香り、甘く熟れたりんご
    酵母や乳酸の香りがフルーツ香を覆う
    青っぽい野菜、ミネラル

 味わい、 酸しっかり感じるが余韻は引かない
      バランス良好、

 余韻お香り、泥水、ホップの苦味







こういうのは、やはりシャルドネとか、ピノ・ノワールでは考え
られない味わいだから、これも相当に異色な「変化球」です。


苦味というのは、中南部イタリアの白ワインのひとつの特徴ですが
このワインの余韻に残る苦味は異質でしたね。

凝縮された、洗練された苦味といいましょうか。
やはり、二次発酵の二酸化炭素の臭いと関わりがあるのでしょうか。

ビールのような爽快感のある苦味であり、そこにワイン独特の
果実味や乳酸菌的な香りが残って、異次元空間に連れて行かれた
ような感覚になりました(^^;)


4つ目のワイン。白のスパークリングとしては最後の一本です。

これは、サン・グレゴリオの最高峰


   ドゥブル・グレコ

でした。





色の輝き、そして泡の細やかさ、多さでは、今回のラインナップ中
傑出していましたね。

一目見て、うっとりするようなはじけ方してました。もう
「キレキレ」という感じで、これから始まる展開にワクワクしました。


香りにも、しっかりとした甘さを感じます。やはり葡萄が良質だから
でしょうね。長期熟成の中で培われたタンパク質が泡の極め細やかさ
になって出ています。

香りは、絢爛とフルーティ! りんごの香りもしっかりと感じますし
トロピカル(パイナップルという意見も)なフルーツの香りも
確かに感じます。



ただ、僕は、ここで「ちょっといただけない」と思った部分があり
ました。

それは、「ビオ臭」ですね(^^;)ビオ・ディナミに特徴的な
臭いです。


時間が経てば経つほどこの臭いが立ってきました。


世間的には、もう公然と認められた香りなのかもしれませんが
僕ちょっとダメです。


「ビオ臭」というのは、どうも出どころのわからない根拠のない
はたまたテイスティング用語でもない、曖昧な言葉であることは
確かですが、

 「このワインは、ビオ・ディナミワインです」

と、得々として紹介されるワインに頻繁に感じる、「果実以外の
不愉快な香り」に他ならず、醸造上、なんらかのトラブル、
微生物のいたずらと申しましょうか、そう言った人間が
コントロール不可能な生物をコントロールしそこねた例である
ような気がしてなりません。


こういうタイプの香りを嗅ぐとき、


 「微生物をコントロールの仕方を先人たちが
  ちゃんと見つけてくれてるのに”自然がいい”だけで
  無視しちゃっていいの?」

 「ほら、いわんこっちゃない!
  やりそこねた結果がこれだろ!」


などと、意地悪なことを考えちゃうんですよね。


「ビオ臭が良い」という人には「さよなら」するしかありませんが
その出どころが何かはやはり気になりますよね。ビオでありながら
クリーンな香りのするワインも僕は何度か飲んだことがありますし。


ともあれ、この要素に、このテイスティング会で一番ポテンシャルを
感じさせたワインに感じてしまったことはとても残念でした。


酸の力強さやきめ細やかな泡の力強さを感じていただけに・・・。


しかも、この手の香りは、実はファランギーナにいつも感じていた
感覚で、グレコには今まで良い印象しかなかったので。



でも、保存状態や輸送によるショックも関係しているのかもしれません。


おそらくは、非常にデリケートで、特に高温には異常に弱いはずですから。




ともあれ、アルメリータ・ブリュット、フェッラーリ・マキシマム・
ブリュット、ドゥブル・ファランギーナ、ドゥブル・グレコ。


十二分に南イタリアの個性とポテンシャルの高さを認識できた
テイスティング会だったと思います。


明日は、ロゼについて。











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Last updated  2011/08/31 03:38:26 PM
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