|
カテゴリ:生き方・自分史
私は母が好きではありませんでした。間が悪くて、表現が下手だからなのですが、悪気はなくても 人を傷つける言葉を言っても
それに気づかない。だから、話を聞くことがこれまで殆どありませんでした。それに許したことがありませんでした。 聞きたくない、と。 お互い、話を聞かない。 それで、ここ数ヶ月、ずっと 職場の人間関係のことで悩んでいる ようなのです。嫌な人がいるらしく、でも強い人だから お母さんはどうしようもない、と。でも聞かなかったのですね。 でも、最近自分も表現を間違ったために かなり痛い目に 遭いました。すごくつらかったとき、一番に声を聞きたかったのが なんと母でした。 電話をして、色々とお互いのことを話し合いましたが、母の言っていることが決して 母の身勝手なことばかりではなかったこと、大変な思いをしながら 家族を守るためにがんばって 本当にしんどい思いをしていることをはじめて分かりました。 「お母さん つらかったでしょう」 と。 そして。母は自分のことばかりしか考えていないと思っていたのですが 私が最近 会社の正社員になったことを伝えると、涙を流しておめでとう、といい、 『子供が 安定して 仕事をしたりしているとお母さん一番ほっとする』と言っていました。 そして、弟がいますが、大変心配をかけるしょうがない息子で 苦労が耐えないものの、『子供が世界で一番なのよ』と 生まれてはじめてお母さんの愛を感じることが出来ました。 お父さんとの関係で 凄くお母さんは何十年と苦労してきていて 凄く可哀想で、背負うものも本当に大変だったと分かりました。 なのに一生懸命家族を守ろうとして・・・。 母を今度、東京にちゃんとご招待することに決めました。 お父さんにもコーヒーを送って・・・。 お母さんに生まれて初めて「お母さん 生んでくれてありがとう」と 言うことが出来ました。高校時代、母に手紙を書いたのに ケンカをしたために自分で母の前で破って捨てたことがあります。 でも、今、いろんな人に出会い、生きていられるのもお母さんがいたから。 涙を流して母と娘で語り合いました。 実家に 数年前に かわいらしい小さな女の子のぬいぐるみがおいてありました。「何これ?」と聞くと「あなたの ちっちゃいころに そっくりだったの」と言っていました。そして「お母さん そのときが 一番幸せだったの・・・」と 言いました。 切なくて苦しくなりました。 母親は 一生 母親なんですね、、、、 どんな母親もそう。。。 今、色々あって 大変な問題を抱えていますが、 その人はお母さんなのです。 自分が 気に入らない という部分でかぶってしまい、 そのひとのことをわかってあげられない自分に気づいて もっと 人に優しくできればな もっと 心を広く持たなくちゃ と実感した 心と心の真のふれあいを経験したのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.23 17:36:03
コメント(0) | コメントを書く
[生き方・自分史] カテゴリの最新記事
|