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昨日、ある会のセミナーのお手伝いをしたのですが、その中でメインが櫻井よしこさんの講演でした。
内容は、 日中米間から見える 日本の自律、経営者のあり方 等でした。 こちらのテーマはのちほど、、、 対談で。。。 著書『明治人の姿』を中心に対談が繰り広げられました。 電車の中で若い人が傍若無人にふるまう事等、これが日本人?と疑問に感じる人が多いということ。これは教育に問題があり、何のために生まれてきたのか、考えることがない。 『明治人の姿』は、昔の人はこう生きた、と思ってもらえればと思って書かれた、と。 櫻井さん自身、もうすぐ100歳になるお母様と現在共に暮らしている。 本の中の、杉本エツコさん、お姉さんは 母の死ぬ間際、一緒に住み始めた。 最期の2年間を、それを予期してなのか、一緒に住み始めたのだ。 今、子供が親を看ない。 かつての日本人は、子が親を看ていた。 櫻井さんのお母さんは、くも膜下出血になり、更に髄膜炎になり、要介護「5」に国から認定。 今では、ステーキを食べられるまでに回復。 母と暮らす喜びが今ある。 櫻井さんの祖父は、横浜中華街近くで背広をつくるテーラーだった。 が、関東大震災により一文無しに。その後、なんとか復興し、神戸で開業。 が、大東亜戦争により焼失。一生で二度も財産がゼロになった人だった。 櫻井さんの父は、貿易会社 昭和洋行を創った人だった。ベトナムにもそれで櫻井さん わたった。が、1度はつぶれ、2代にわたり、3度も財産をすべて失うという境遇にあった。 でも、命だけはあった。どんなに立派に立ちあがったか。 新潟の会社で、一度も従業員をクビにしたことがない会社がある。 社長は『入ってきた人は皆家族です』と。不況を乗り越えるのは、役員の給与をカットすることで持ちこたえている。さらに従業員のオーバータイムをなくして、借金をしてでも絶対給料は払う。社員は家族。 不況乗り越えるのは、その家族同然の従業員とともに、皆で知恵・開発をすること。 お手伝いの立場でしたので、対談はこのあたりまでしか聴くことが出来ませんでした。 櫻井さんのお話から、戦前の日本が人との関係が美しく、あったかいぬくもりにあふれた関係があったかということ、なにより 現代は文明の発達とともに利便性は高まったけれども、 そういった、精神を大切にするこころ、そういったことが失われて、結果、人が物のように扱われてしまう社会になってしまったこと、戦争によって 日本が何が失われてしまったのかを 改めて考えました。 先祖の残してくれたもの・・・・ 櫻井さんとは不思議なご縁で、テレビ時代は薬害エイズ訴訟の時には、必ずゲストとして いらっしゃり、よく電話の取り次ぎをしていたこと、更にある書店にたまたまいた時、ゲストで いらしていたこと、等と私の事は全く知らないながらも、自分にとってはご縁のある方と(自分では)思っています。昨日の対談でとっても共感したこと、それは、櫻井さんのおじいさまが背広をつくるテーラーであったこと。仕立て屋さんです。私の祖父も、父もそうなので、それまで恥ずかしい気持ちがしていたのですが、祖父のことも父のことも受け容れられるようになっていて、私も櫻井さんのように頑張ろうと思いました。自分の先祖にもとても感謝出来た出会いです。 道を極めた人というのは、真の感動を与えられる。こんな人になりたいです。 とても 素敵な出会いに 感謝します。 ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.06 14:16:29
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