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東京今昔物語  (写真の世界 http://wakowphoto.world.coocan.jp/ より)

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2007.10.15
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カテゴリ:昭和
衆議院常任委員長室より-01D 0707q
写真1 議事堂から見る官庁街

国会議事堂本会議場-01D 0707q
写真2 国会議事堂本会議場

国会議事堂-02D 0707q
写真3 国会議事堂見学の小学生達

国会議事堂は、国の最高意志決定を行うところであり、国会議員が法律を審議し、予算を策定するところです。場所は東京都千代田区永田町の小高い台地の上にあります。国会議員を永田町の人々というのはこの地名からです。小高い台地の上から霞ヶ関の官庁庁舎も良く見えます。(写真1)

国会議事堂の建物は、全体が花崗岩の石積みで囲まれており、重厚な印象です。建物本体は3階建ですが、中央に9階建の塔があります。塔は国会の権威を象徴するものとして聳えています。正面から見て左側に衆議院、右側に参議院が入居しています。

国会議事堂が完成したのは意外に新しく、昭和11年(1936)です。帝国議会が始まったのが明治23年(1890)ですから、議会のための会議室が完成するまで、日本の議会は半世紀弱の間、仮住まいをしていたことになります。

その間に、日清、日露の戦争があり、財政難のため議事堂の建設どころではなかったのです。大正9年(1920)に着工に漕ぎつけ、17年の歳月を掛けて完成しました。今でこそ東京は超高層ビルが立ち並び、国会議事堂も小さく見えますが、しばらくの間は、国会議事堂は高さと大きさで一際目立つ存在でした。

東京見物の目玉は国会議事堂と東京タワーだった時期が長く続きました。東京見物に地方から上京する人達は、故郷選出の国会議員を訪問するとき、国会議事堂の見学をするのが常でした。今では、テレビで国会の審議状況が逐一放映されるので、国会の内部まで知ることが出来ますし、国会議事堂も物珍しい存在ではなくなりました。(写真2)

日本の国会議事堂は外から見ても、内部を見ても立派な建物です。不思議に思うのは、議会が仮住まいで政治を行っていた明治、大正の時代には、日本人は外国との戦争も国内の政治も、上手に取り運んでいましたが、立派な国会議事堂が出来た頃から、国際、国内の政治運営は下手になったように思えるのです。

大正時代に開花した日本の民主主義は、昭和11年(1936)の2月26日に起きた軍事クーデタ未遂事件を境に後退していきます。立派な国会議事堂が出来た年に、不幸にも二・二六事件が起きたことは誠に皮肉なことでした。

政治を議論する建物を良くしても、政治家の資質が劣れば良い政治は行われません。良い資質の政治家は良い資質の国民によって選ばれます。字義通りの「選良」を国会に送り込まなければ、良い政治は期待できません。立派な国会議事堂を見るにつけても民主主義の難しさを感じます。

しかし、国会議事堂の周辺には、憲政記念館、首相官邸、行政官庁など集まっています。時々、小学生などは社会科の勉強に訪れています。(写真3)
国家の政治に関心のある人々は、一度は訪れて現物を見学すると良いでしょう。(以上)





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Last updated  2007.10.15 10:20:02
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