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カテゴリ:平成
写真1 写真2 写真3 写真4 東京地下鉄副都心線の開業で、いま池袋、新宿、渋谷の山手線内側の地域は沸き返っています。人の流れが池袋と渋谷から新宿に加速するとか、都心部のデパートは新宿西側のデパートに客を奪われるとか、乗客が素通りする池袋では長年のライバル・デパートの西武と東武が共同戦線を張るとか、新聞紙上を賑わしている話題です。 しかし、地下鉄副都心線の開通で最も潤うのは、実は原宿地域だと思いますが、余り指摘されていません。 原宿というと、先ず初詣ナンバーワンの明治神宮があることで有名でしたが、その後竹の子族、竹下通りなどの若者のイメージが強くなりました。更に、90年代から明治神宮への表参道がファッション・ストリートとして注目され始め、2006年に同潤会青山アパートの跡地に表参道ヒルズが改装オープンして、その流れを決定づけました。 表参道の強みは表通り一本だけでなく、その裏側の小径にも随所に小型のファッション・ストリートを持っていることです。その代表格がキャットストリートです。この小径は、嘗て渋谷から表参道に行く住宅地内の抜け道でした。それが、いつの間にか小型ファッション・ストリートに変貌しています。(写真1) 考えてみると、原宿は、世界ブランドがひしめく表参道を軸にして、嘗ての竹の子族が産んだ若者の街の伝統を維持しながら、自由が丘とか下北沢という街が持つ庶民的でお洒落と寛ぎのある裏通街も併せもっています。 老舗の繁華街である日本橋や銀座とも違い、新興の高層ビル街の丸の内、汐留、品川とも違い、東京では最も質の高く心休まる街の中の街が原宿周辺です。そして、郊外電車の小田急線(千代田線)、田園都市線(半蔵門線)とつながり、今回は西武線、東武線(有楽町線)とつながりました。4年後には東横線ともつながります。こうして原宿は、千葉県、神奈川県、埼玉県とも直接つながりました。 今回は、原宿の脇役としてグレードアップしたキャットストリートをご覧下さい。 (以上) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.16 12:31:10
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