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カテゴリ:今日の一冊
「約束は守った…伝えてほしい…」 それが無差別通り魔事件の被害者・飯山晃弘の最期の言葉だった。明香里は自分の身代わりとなって死んだ飯山の言葉を伝えるために、彼の人生を辿り始める。『神戸新聞』他連載に加筆修正。 「約束は守った…伝えてほしい…」それが、無差別通り魔事件の被害者となった飯山晃弘の最期の言葉だった。自らも重傷を負った明香里だったが、彼女を助け、身代わりとなって死んでしまった飯山の言葉を伝えるために、彼の人生を辿り始める。この言葉は誰に向けたものだったのか、約束とは何なのか。決して交わるはずのなかった人生が交錯した時、慟哭の真実が明らかになる。 物語は、渋谷スクランブル交差点で起きた無差別殺人事件を舞台に、事件の背後にある貧困と児童虐待を描いた作品。事件当事者の苦悩が描かれ、被害者と加害者のそれぞれの人生がしっかりと描かれ、読み応えある作品でした。 【満足度】 ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 28, 2023 08:21:48 PM
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