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カテゴリ:アメリカ
今回の旅、ほとんど車にのせてもらったのだが、レゴランドに行った一日だけ電車に乗る機会があった。
今日は、カリフォルニアの鉄道事情について話をしたい。 まずアメリカには、Amtrakという半分国有のような鉄道会社がある。これはカリフォルニアに限らず、全米を網の目のように走っている。さらに、滞在したOrange Countyには、そこにMetrolinkという近郊路線が走っている。これは、ロサンゼルスのダウンタウンから、サンディエゴに近いOceansideという駅までを結んでいる。 ここで面白いのは、同じ線路をいくつかの鉄道会社で共有しているということ。基本的には貨物鉄道の会社が所有している線路を、旅客鉄道会社が借り受ける形で運行しているそうだ。いうなれば、東海道線の東京-横浜の間だけ別の私鉄が同じ線路の上で違う電車を走らせるようなものだ。だから日本の乗り入れともまた意味合いが違う。片方が急行で片方が各駅という訳でもないくせに、隣のTustinという駅はMetrolinkしか止まらない駅なのだそうだ。Santa Ana駅の中はこんな感じ。ベンチがあって、脇に売店とカフェがあって、いかにも駅って感じ。日本と違って改札がないので、駅によってはバス停のようなところもあるらしい。 今回、出発はSanta Anaという駅を利用したのだが、切符を買うのももちろん別だ。Metrolinkは自動券売機なのだが、Amtrakは窓口で購入、名前まで打ち込まれた飛行機の搭乗券のような切符だった。Metrolinkというのは駅前に無料の駐車場を整備しているので、ロスまで通勤している人が多いらしい。ただし、1時間に1本程度しか走っていないし、夕方になるとさらに寂しくなって、多分飲んだりしたら家には帰れなくなると思う。今回はAmtrakに乗った。2階建てで新幹線MAXよりごつい感じがする。 さらにOceansideからSan Diegoまではサンディエゴの路線バスやトロリーを運行するMTSによるCoasterという各駅停車の電車が走っている。OceansideからSan DiegoまではAmtrakでは1駅区間なのに、その間をCoasterは10駅くらい停まっていく。レゴランドはOceansideの隣のCarlsbad Villageという駅から近かった。このCoasterも各駅停車の電車のくせに2階建て。Amtrakと同じくらいごつい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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