会社をやめます。
何かのバトンかと見まがうタイトルですが、 ほんとです。約四年間勤めた会社を退職することに。2月は有休消化させてもらうため、実質本日が最終出社日。仕事の話を少し。私が入社した2003年の頃はまだ創業2年目で、第1期目の新卒として入社し、広告代理店の子会社となったり紆余曲折を経て、規模も大きくなり、昨年11月には子会社も生まれ、私もその新会社に出向することになった。事業内容は、社名は変わっても一貫してマーケティング領域のコンサルティング。マーケティングといっても幅広いけれど、その幅広い領域を絞り込むことなく、なんでも屋的なところがある。コンサルティングから実施の部分まで携わる場合もあり、実際にプロモーションやキャンペーンをまわしたり、Webサイトや紙ツールを制作したり。また、コンサルティングといっても、事業戦略から商品開発、運用オペレーションに関するものまで様々なレイヤーに関わる。とても自由度の高い会社で、若手としても女性としても、かなり働きやすい環境だったのではないかしら。他では働いたことがないから他社のことはあまり分からないけれど、その点は非常に感謝している。例えば、出社時刻や退社時刻が実質個人の裁量に任せられていること。11時に出社して18時に退社したことさえも・・・(とはいえ、大抵は忙しいので会社に張り付いていたけれど。)また、若手でも責任ある仕事を任せてもらえること。入社後すぐにクライアント前でプレゼンをすることになる。「責任ある仕事を任されなければ、人材は伸びない。言われたことをするだけではだめだ。追い詰められなければ。」というようなことを同僚が言ったけれど、まさにその通りだと思う。案件はプロジェクト制で、大抵が1~3ヶ月程度。長いもので1年程度。同時に2~5件ほどのプロジェクトを担当する。4年間も働けば、かなり沢山の業界と企業に関わることができる。クライアントは大抵が一部上場の事業会社で、部署は課題により様々。業界も様々で、私が関わったのは、分譲マンションデベロッパー、商業施設デベロッパー、家電・アパレル・飲料・食品・消費財・自動車などメーカー、百貨店、金融、生命保険、携帯キャリア、官庁や特殊法人などなど。たくさんの出会いがあった。コンサルティングといっても決して上から偉そうに物を言うのではなく、泥臭いもので、むしろ教えて頂く方が多かった気がする。4年経ったところで、所詮ヒヨッコには変わりないのだけど、いろいろな業界の取り組みを見てきて日々強く思うようになったのは、「もっと主体的に事業を回してみたいなぁ」ということ。サポーターよりは、プレイヤーでありたい。事業会社への転職も考えたけれど、飽きっぽい私なので、思い切りdevoteしたくなるような企業に出会うのはなかなか難しい。というわけで、今年の秋頃を目標に、何か自らの手で事業化してみようと思います。思うに、社会経験のある既婚女性というのは、起業の環境としては恵まれているのでは。ちょっと失敗しても、生活に困ることもないし。再就職したくなっても、まぁどこかには入れそう。・・・なーんて甘い考えを持っていてはぜんぜんだめ、とお叱りを受けそうだけど。実は、何をやるかは決まっていない。「○○をやりたい!」と使命感に燃える起業あれば、「とりあえずやってみよう」という起業あり。にしてもそろそろ絞らなくてはね。とりあえず、強力なパートナーは見つかった。やれることをやってみたいと思います。短い人生、やりたいことはやっておかないと。Life's Short, Play Hard!!ハナムケに会社のみなさんにいただいたお花、いちご、宙に浮く地球儀。とちおとめ、おいしかった・・・☆そしてお隣の会社のNさんにも、高級さがほのかをいただいてしまった。なんだか相当各所にいちごアピールをしているように思われそうですが。でもやっぱり、好きなものを周りにアピールしておくと、うれしいことが起こります。そして、やりたいこと、実現したいことも。そこのあなた、そのうち相談させていただくかもしれません。どうぞよろしくね。