伝統的に食べていた大豆は、大豆イソフラボンが含まれていて、エストロゲンと同様の働きが確認されています。
女性ホルモンに頼らずに大豆を加えた食事や大豆サプリメントなどの栄養療法がおすすめです。
ちなみに少し前に流行ったザクロジュースにはこの作用のある成分がまったく入っていなかったことが国民生活センターの調査で明らかになっています。
8日付の英各紙によると、更年期障害などの治療で女性ホルモンを投与する「ホルモン補充療法」により、乳がんを発症する危険が2倍に増えることが、英国のがん研究所による患者100万人を対象にした大規模調査で分かった。結果は英医学誌ランセット最新号に掲載された。
ホルモン補充療法は世界で1000万人以上が受けており、ランセットは長期投与を受けている患者はできるだけ早くやめるべきだとの論説を掲載。英医療当局は7日、医師が長期投与の危険を患者に説明するよう勧告した。
調査結果によると、同療法で一般的なホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」の両方を投与された患者は、投与を受けない人に比べて乳がんの発症率が2倍だった。子宮摘出患者に対するエストロゲン単独投与では、発症が30%増だった。
米国立衛生研究所(NIH)は昨年7月、同療法で乳がんや脳卒中の発症が増えると発表しているが、より大規模な今回の調査により乳がんに関する危険が一層明確になったという。
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