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カテゴリ:The Closer(クローザー)
『東ロサンゼルスの悲劇』
珍しくサンチェス刑事メインのエピソードですね。 彼のプライベートや家族は今回初めて見たように思います。 普段は無口で胸に熱い思いを秘めた男サンチェスが激しい面を見せ、Raymond Cruzの演技に圧倒されました。本当にすごかったですね。 休日で自宅にいるサンチェスが銃声を聞いて飛び出していくと弟のオスカーが倒れていた。目撃者のエレナによると、いきなり撃たれ青い車が走り去ったという。 サンチェスの迅速な対応にも関わらずオスカーは命を落としてしまい、ポープは全力を挙げて最優先で犯人を逮捕することを約束する。 しかし、悲しむよりも犯人逮捕に気持ちがはやるサンチェスは、自ら捜査にかかわろうとしてブレンダに休むよう命令される。 エレナはオスカーのガールフレンドで、ギャングの復讐を恐れ証言があいまいだ。捜査班はかつてサンチェスが担当したギャング事件の容疑者に注目するが、周辺の聞き込みでも何も手がかりを得られない。 やがて情報提供者が現れるが、それはサンチェスが脅して警察に出頭するよう手を回した者で、エレナの証言は嘘で、彼女の元彼にパペットというギャングがいるという。 パペットを探し当てたところ、案の定サンチェスが単身乗り込んでいたために、ブレンダは強い態度で自制を求める。どうやらタオがサンチェスを押さえられずに情報を漏らしていたらしい。 パペットは仮釈放中で、自宅から現場で見つかったのと同じ銃弾が見つかるが、もうギャングから抜けていて、オスカーも殺していないという。 肝心の凶器の銃が見つからないことから、ATFの潜入捜査官に情報を流してもらったところ40口径の銃を売った男がいるという。 その銃は凶器と確定されたが、売ったのはパペットではなくギャングのグズマンだと判る。 エレナはグズマンを見て犯人ではない証言する。しかし、廊下で待っていたグズマンの弟を見かけて犯人だと証言したため、ブレンダは弟を取り調べる。 オスカーを殺した理由は、たまたま兄と対立するギャングを捜していて、オスカーの被っている帽子がグループのものなのかどうか見せろと言ったところ、断られたためにただ腹を立てて撃ち殺したと自供する。 サンチェスはその帽子をオスカーの誕生日にやったばかりだった。 始めは、自分しか犯人を捕まえることができないとはやるサンチェスの勢いに、みんな押され気味でしたが、最後のサンチェスの号泣に私も思わずもらい泣きしました。 プロベンザにすがりついて「俺のせいだ」というサンチェスはあまりにも気の毒すぎます。これまで地元の若者がギャングに入らないように心を配り、弟も正しく導こうと心を砕いていたことでしょう。 せっかく大学に入学する優秀な弟だったのに、たまたまプレゼントした帽子が仇となって、弟が無念に殺されることになるとは。 何という悲劇、不条理でしょうか。サンチェスの慟哭に、彼のこれまでの人生、地域の抱える問題など様々なものを感じました。 とにかく、すばらしい演技でしたね。 今回、また登場した新聞記者のリカルドはコミュニティで起こる殺人事件について、警察は何もしてくれない、関係者だと最優先で捜査するのかと食ってかかっていました。 ブレンダに言われても困りますが、命令なのだからしかたない。それでも、最優先を決めるのはメディアだという答え方でした。 仲間の身内が殺されたとなると、さすがチームワークが大切な警察ですね、全員が病院に駆けつける。(ダニエルズはいたっけ?) お初はタオ警部補の奥さん、確か日本人のはずでしたね。 演じているのはPatti Yasutakeさん、新スタートレックではアリサ・オガワ看護師。(爆) そのタオは、珍しく感情的になっていましたし、サンチェスに情報を漏らしてブレンダから大目玉をくらいました。普段はオタクっぽい人ですが仲間思いなのですね。 ロス刑事は久しぶりでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 21, 2009 09:01:59 PM
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