マルイ ワルサーP38 カスタム・ベース 製作記 その87 最終回
本当に偶然なんですが、このカテゴリの記事が前回で99記事目でしたのでいっそだから100にしちまえと・・・(笑)。10歳頃に初めてクラウンのロングバレルモデルを買ってもらい、Gun誌1983年6月号のジャック氏のレポートで見比べたのをきっかけにワルサーP38のそのメカニズムにハマってしまい、その後、当時レプリカから発売されたダミーカートモデルのベレッタM92Fに衝撃を受け、そこからいつかはワルサーP38のダミーカートリッジモデルを・・・と。40年近いある意味ライフワーク的なものの集大成なんで、ここはキリ番でスッキリと(笑)。最後にマルゼン・ベースのものとちょことだけ比較させてみようと・・・。結論から言ってしまうとスタイル的には当時のマルイ、恐るべしです・・・。おそらくはこの当時にスタイルに関してはマルイに勝るものはなかったと思われます。コスパのLS、内部再現度のクラウン、スタイルのマルイといったところでしょうか・・・。あくまで3000円以下のプラモデルとしてでですが・・・。マルシンのワルサーP38も世代的には同世代と思いますがあちらはモデルガンとして設計されていますのでカテゴリとしては別なものとして扱います。マルシンも当時のキットガンは安かったんで値段的なカテゴリは近いかなとは思いますが・・・現在、図面提供を受けているという点では最高峰のワルサーP38になるマルゼンのガスガンをベースに製作したものと並べてみました。基本的に上がマルイ・ベース、下がマルゼン・ベースになります。くどいようですがどちらもダミーカート仕様で発火機構はありません。銃口完全閉鎖、ファイアリングピンは後ろ半分だけ動きを再現したものになります。両モデルともその辺の事は製作記事にて説明はしてありますので今回は割愛します。両モデルともサイズ、スタイルには基本的に手は加えていません。マルイ・ベースはバレル先端のマズル周辺をマルゼンから移植、フロントサイトは共に背の高い形に変更はしてありますが・・・。テイクダウン・レバー、トリガー・バー、トリガー、スライドストップ・レバー、ハンマー、マガジンキャッチはマルゼンのものを移植。これだけでマルイのP38はぐっと引き締まり、マルゼンのP38に迫るものがあります。ホールドオープン。マルゼンのP38はガスブローバックとしての作動性を考慮したらしくショートストロークだったものをフルストローク化しまた。マルイはショートリコイルを再現した結果、マルゼンのロッキングブロックを移植しています。こうやって見ると正直グリップ以外で見分けるのは後は刻印くらいかと・・・。持てばマルイのP38はかなり軽いのでバレバレですが・・・左マルイ、右マルゼン。マルイのP38は元々は発火モデルであるので排莢をよくするためにエジェクションポートの左側のエッジが落としてあります。マルゼンはフレームの構造の為か実際よりスライド幅があります。戦後版やマニューリン製のP38はオリジナルよりスライド幅があると聞いたことがありますので時代考証を別とすれば、ガスガンの機能としてもサイズとしても間違いという事ではないようですね。マルシンのルガーP08用のダミーカートリッジはCMC製のマガジンに綺麗に収まります。が本体に入れると少々カタつくのでマルイ純正のプラマガジンを本体に、そして脇にCMC製のマガジンを飾るとかすれば雰囲気出るかなって感じです。以前もちょっと書きましたマルイの純正マガジンは材質こそ樹脂製でリップやフォロワーもデザインが少々違いますが外観はかなり良く、本体に装填した際にグリップフレームの前にちょこっと顔を出すマガジンベース上面に鉄板を折りこんだための合わせ目がちゃんとモールドされているんですよねぇ・・・。最後にもう一度、当時のマルイのデザイン・チーム恐るべし・・・[マルゼン] ワルサーP38 ブラック/[中古] ランクB/欠品なし/ガスガン【ホルスター】第二次世界大戦 ドイツ軍 ワルサーP38用 ハードレザーホルスター 本革 マガジンポーチ付き(レプリカ)【ホルスター】第二次世界大戦 ドイツ軍 ワルサーP38用レザーホルスター 本革 マガジンポーチ付き(レプリカ)マルシン ルガーP08用 ダミーカートリッジ