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2010.05.15
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カテゴリ:飲み食い
 ぼくが休める土曜日でかみさんも休める日、という条件が合う日を5月中でさぐるときょうしかなく、その旨を青戸さんに伝えたときに5月15日にバーベキュー懇親会開催と決まったのだった。

 そして今朝、かみさんとふたりで8時半ごろのバスに乗り、久しぶりにJR八王子駅を利用して中央線相模湖駅に向かった。
 窓の外を見るといい天気。
 小高い山がつづく景色は中央線ならではのものだろう。とはいうものの、しょっちゅう利用する中央線でこういうふうに窓外の景色を眺めるのは初めてに等しい。

 集合時刻10時の少し前に到着した。
 駅前の商店街をぶらぶらしたり駅前の小広場を眺めたりするうちに10時が近くなった。
 上の写真は駅前広場に立つ案内標識。

 ふと見ると駅舎の出入り口に幹事の松原祐邦さんが立っているではないか。電車が着いた気配はなかったので聞いたら、かなり早く着いたので小広場の向こうにある花壇のベンチにいたそうだ。
 などなど話しているところへ電車が着き、山口さんと有澤さんが現れる。
 さらに、どやどやと降り立つひとびとの中に幼児を抱いた青戸さんと奥様が見えた。
 挨拶と自己紹介のひとときが過ぎ、相模湖プレジャー・フォレスト目指してバスに乗り込む。

 目的地のプレジャー・フォレストはバスを降りた目の前にあった。ひと山すっぽりレジャー施設になっていて、ぼくは徒歩で登ることができない。
 やむを得ず係員にたのんで園内を巡る車で連れて行ってもらった。

 思えばこの20年、こういったレジャー施設で遊ぶ体験はディズニー・ランドを除くと皆無に等しい。だからバーベキュー施設ひとつ見ても何から何まで目新しいのだ。
 だいたい鉄板で焼く食材が並ぶところがセルフ・サービスになっており、肉から野菜から、果てはデザートのゼリーまで、ガラス容器を開けて皿に欲しいだけ盛りつけるというシステムがぼくには異様なありようとして映る。
 相似的な施設でもっとも近いものを想像すると、同じような施設がいまもあるかどうか知らないが、かつて中野のブロードウェイにあった巨大なオート・ラウンドリィ・ルーム(自動洗濯室)が思い浮かぶ。
 じっさいの食材置き場はあれよりもはるかに明るく、そのぶん無機的で、なまの肉やら野菜やらがたくさんある部屋だとはとても思えないのであった。

 バーベキュー・ルームは大きな天蓋とテーブルと長ベンチがずらりと並ぶ半オープンの大部屋だった。
 大皿いっぱいの肉、野菜。
 でかい鉄板。
 もうもうたる煙。
 天蓋を除いた四方は開いているのだから、風が吹くとすさまじい煙が襲ってくることになる。
 青戸さんのお子さんたちはどこかで遊んでいるらしく、たまに戻って来て肉と野菜をパクつくと再び姿を消す。

 肉も野菜もうまかった。
 うまかったけれど、ややもすれば焼きすぎになってしまうのは、あれは鉄板のせいではないのかと思える。
 ぼくのバーベキュー体験ラストタイムは、ええと、1970年代半ば過ぎだと思うが20数人の呑み仲間と泊まりがけで飲み食いした晩があったのだ。
 何台かの車に分乗して行ったのだろうが、ふんだんの肉も野菜も途中の店で買い込んだ場面を覚えているけれど出かけて行った場所はまるっきり覚えていない。
 ひと風呂浴びてからのバーベキューだったのだろうが宴会はたぶん7時半ごろ始まり、そのころはぼくも酒をほとんど果てしなく呑んでいたわけで、さらなる大酒飲みが何人もいるグループだったから呑み始めたら止めどなく、しかし肉はどんどん焼けるし、なにぶん多くの人間が集まっているものだから、各自が座る処から焼けた肉をとりに行くのもひと苦労なのであった。

 焼けてるぞぉの声にさそわれて火のある場所までたどりつくと、オレがやるといった焼き係の仲間が「ほいよ!」と皿にのせてくれるのだが、彼の前には炭火の上に置かれた70センチ四方ぐらいの網があり、そのほぼ一面に肉をのせてじゅうじゅう焼いている。
 肉の盛られた皿を手に自席まで戻るのがまたひと苦労で、片手にビールのコップでも持っていたらたいへんだった記憶がある。

 要するにぼくは、鉄板で行うバーベキューの体験がないのだった。
 見ていると、鉄板にひり着いたさまざまな焦げを剥がしながら油を敷き、ロースやらカルビやらといったふうの肉をのせては焼きの繰り返し。うまいものだから片っ端から食べてしまい、気がつけば腹がいっぱいなのだった。

 その後、少し離れたオープン・テーブルで談話のひととき。
 陽射しの下での休憩時間ふうだったがしばらくすると雲が出、風も吹いてきてけっこう涼しいのであった。

 山口さんと有澤さんの遠慮がないやりとりが何ともおもしろい。
 松原さんはいつものようにあたたかく海の話をする。
 青戸さんご夫妻は子どもがいるため席を温めるヒマがないが、それはまぁしょうがない。

 ふと見るとかみさんが顔をそらに向けて目を閉じている。
 陽射しがあったら日光湿疹を怖れてたいへんだが、うまく曇っているのできっと寝ているのだろう。

 あとで聞いたら、寝ていたという。
 「このメンバーだったら寝てても受け入れてもらえるだろうと思った」ともいっていたのでそりゃもちろんだ、振る舞いに余計なことのないひとたちだものと答えた。





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最終更新日  2010.06.27 23:59:24
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