カテゴリ:飲み食い
この時間のバス停から見た光景を撮ったのが上の写真、陽射しのつよさがわかる。 が、この天気、夕方には崩れるというのだ。 その気圧変化を感じとっているのか、朝から息が上がり苦しい日だった。 オフィスに着き、戸口に近い新しい席に腰掛ける。 持参の冷たいお茶をひとくち飲む。 メガネを仕事用のものに替えたり資料を取り出したりしているところへ青戸さんが来てくれた。 手に読みかけらしい本を持っている。四六判よりやや大きめの本でカバーに「都市」の文字が見えた。じっさいには「F1レース」の物語を描くマンガだという。汚れ防止のカバーが表紙に見えたわけだ。 ぼくはこの3日間、佐藤優著『「諜報的生活」の技術』(講談社)を読んでいるのだが、ほとんど読み終わりそう。青戸さんに「どの辺まで読みました?」と聞かれ、読み終わりそうなので帰りの電車用にこれをもってきましたと藤田宜永著『巴里からの遺言』(文春文庫)を示す。 「好きな作家ではないんだけど、初期の巴里ものは読んでおきたくて」とかなんとか言わずもがなのことを付け加えたのは、この作家を好んで読むと思われたくないからだった。 じゃあどうして読むのだと問われると答えようがないが、数年前に読んだ作品にあきれ果て、この著者の本を読むのは初期の巴里ものに限ろうと決めたのだった。 いま思い出せないその本の表題をアマゾンその他で探ってみたがわからない。 午前中の業務は旧厚の「自動化用仕分け」。 初めて行う作業で、一場さんに作業手順を教わりエクセルをいじくった。 終えてからは旧厚の印字取得と突合をやり、あっという間にときが過ぎていった。 夕方、明大前で高城さんと食事。 辞めずに済んだお祝いの晩餐というつもりだったが、そんなに食べられないとかで手軽なイタリアンにした。 何とも困惑するのは酒をやめたことだ。 イタリアワインのあれこれが写真付きで並んでいるワインリストを見るとつい飲みたくなる。 しかし飲まない。 飲みものは軽いガス入りミネラルウォーターのフェラレッレ(Ferrarelle)にし、話しながら500mlボトルをゆっくり飲んだ。 高城さんはつよく、大きくなるよというのがぼくからのお祝いのことば。 なんといっても自らのことばと態度によって自分自身を救ったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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