カテゴリ:飲み食い
お、ありがたいねと思いそういった。 じつをいうとぼくには味が少々濃すぎだったのだ、何もいわなかったけど。 かみさんもそう感じていたようで、だからだし汁をつくったのという。 彼女が出かけ、陽次郎くんとふたりで雑煮を食べた。 餅を焼くのはぼくの役目だ。 「陽くんはいくつだ?」 「ふたつぅ」 「わかった」 ぼくもふたつにとどめて4つ、焼いた。 かみさんのだし汁を足して薄めた雑煮汁に小松菜を入れ三つ葉を入れ籠清の蒲鉾を入れ、餅を入れて喰う。 うまい! そういう朝だった。 昼は昼寝。 くうくう寝た。 どうしたのだろうと思うくらい、何ごとが起きたのかと危ぶむほどによく眠った。 きょう、DVDを見るつもりが時間がなくなり、見られなくなった。 読み終えるつもりの本もまだ終わっていない。 正月休みといっても、じっさいには時間のないものだ。 夕刻、かみさんが仕事から戻るのを迎えるため外へ出たときに撮ったのが上の写真。 富士山の上のほうにうっすらとある雲はじっさいにはもっとはっきり見えていた。キャメラをかまえ、シャッターを押した瞬間に姿を変えたかのようだ。 このごろは雲ばかり写真に撮ってるなと思った。 「雲」というのは撮影向きの被写体なのだが、そう意識して撮ったことはなかった。ま、これからもないだろうが、雲だけを撮った映画があってもよさそうだ。 晩ごはんの少し前、近江の友だち、川島民親くんが電話をかけてきてくれた。 元旦に、村はずれの地蔵さんにお供えものを届けたという。 帰りに雪の道を踏みしめて歩きながら「おれはこういう暮らしをしたくていままでやってきたのだ」とつくづく思ったよと話してくれた。 ぼくは「そうだよ、そういう暮らしをしたいという願いがにじみ出ていたよ。そしておまえはちゃあんとそうやってきたよ」といった。 きょう3日、彼の処には伊勢神楽がくる。 毎年の正月3日には、だから、川島くん夫妻は神楽を迎えてにこやかないちにちを過ごすのだ。神楽はぼくも知っている地蔵堂の前で舞う。 「きょうも見たかい?」 「見に行ったよ、恒例だもの」 民親くんが送ってくれる餅は絶品で、晩ごはんにもその餅を食べた。 うまいうまいと、こんどは4つ食べた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.04 20:09:44
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