カテゴリ:本好き
新聞の見出しだけざっと見てからシャワーを浴びる。 腹が減っているのでちょいと考えてからお汁粉を食べようと決めた。 かみさんがつくっておいてくれたお汁粉だ。 細火であたため、餅を入れて喰う。 そこへかみさんが起きてきて、彼女は餅をバター焼きにするといい準備を始めた。 海苔を巻いて醤油で食べるのだ。 これもうまそうで、ひとつもらって食べた。 何ともゆったりした朝めしタイム。 かみさんが休みだからなのだが、この実感を生んでいる理由はそれだけではない。 餅を喰うという行為がもたらすゆったり感であるにちがいない。 テレビニュースがニューヨーク国連本部で行われた野田首相の演説について報じている。 原発依存からの脱却に向けた話はまったく出なかったそうだ。 日本の首相として、東電・福島第1原発の事故がもたらした事態をさほど深刻な状況とはとらえていないということか。 世界に向けた演説なのに、おかしなことをいう新首相だなと思った。 もう少しするとニュースサイトに詳しい記事が出るだろう。 餅の朝めしを終え、読みかけの雑誌『文學界』を開く。 このあいだ読み終えた綿矢りさ著『亜美ちゃんは美人』がかなりおもしろく、ぼくはこの作家を「いま最もすぐれた小説を書いているひと」と思ったばかり。 つぎに読み始めたのは大道珠貴著『命からがら』だった。 これがまた、じつにおもしろい。 話は飛ぶが、きょうは俳人・金子兜太が生まれた日なのだそうだ。 1919年のきょう、9月23日生まれとラジオを聞いていて知った。 そのとき紹介された句がじつに夏っぽく、みごとなスナップショットになっていて気に入った。 曼珠沙華 どれも腹出し 秩父の子 これをFacebookに書いたら、あるひとが「私はこれも好きです」と中村汀女の句を書いてくれた。 曼珠沙華 抱くほどとれど 母恋し いい天気の1日だったが夕方のいっとき、もくもくと雲が湧いてきた。 上に載せたのがその写真。 餅の朝めしを終え、読みかけの雑誌『文學界』を開く。 このあいだ読み終えた綿矢りさ著『亜美ちゃんは美人』がかなりおもしろく、ぼくはこの作家を「いま最もすぐれた小説を書いているひと」と思ったばかり。 つぎに読み始めたのは大道珠貴『命からがら』だった。 これがまた、じつにおもしろい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.10.27 03:25:22
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