テーマ:楽天写真館(354415)
カテゴリ:飲み食い
昨夜、またも今朝3時までパソコン調整をしていた。 主な不具合はOutlookExpressとiTunesの移行が完了していないことと、サウンド装置が働かないことの3つ。 殊に音の不具合が問題で、CDをかけてもラジオをつけても音が出ず、困り果てていた。 だが、これはサウンドデヴァイスを開いて試行錯誤を重ねたあげく、解決できた。 やれやれよかったと横になったのが3時だったのだ。 ジム・ジャームッシュの『ブロークン・フラワーズ』(BROKEN FLOWERS 2005)を見る。 ビル・マーレイが初老の独り者ドン・ジョンストンの役。 20年前の恋人たち4人を訪ねる旅に出る物語。 車で聞くエチオピア音楽が耳に残る。 この映画をぼくは見ていなかった。 ジャームッシュ・ファンとしてはお恥ずかしいことに、このあいだCS局の番組表を眺めていて知ったのだ。 日本での初公開は2006年4月29日だとある。 そのころは雑文書きで暮らしていたのだから家で仕事をしていたわけで、映画館に出かけて行く時間はいくらでもつくれたはずなのだ。 4月の末から5月の連休。 連休には小岩の公民館で催されるドキュメンタリー映画祭に行ったことだろうと思う。 が、この時期、ぼくは何をしていたのだろう。 トップカットは町の郵便ポストで、いかにもジャームッシュふう。 郵便局員が手紙を回収し、仕分けられ航空機に積まれ、配達されるまでを追う。 この導入部が、とてもいい。 配達される家の1軒にドン・ジョンストンがいる。 IT産業で成功した富裕層人種、豪荘に暮らす独り者である。 裕福だが、どこか悲しげで、いってみれば虚無的にしか生きられなくなっているように見える熟年男。 ビル・マーレイがみごとで演じているふうではなく、そのままドン・ジョンストンであるかのよう。 手紙はむかしの恋人からのものだった。 とはいえ差出人不明の郵便で、何人かいた恋人の誰からなのかはわからない。 あなたの子どもがいる、19歳になる、と書かれていた。 友人の私立探偵ウィンストンが「差出人探しの旅」を立案計画、ホテルの段取りまで済ませた挙句ドン・ジョンストンを旅に送り出すのである。 4人の恋人たち、メモ。 ローラ(シャロン・ストーン)は室内整備の仕事。 不動産業を営むドーラ(フランセス・コンロイ)。 動物伝達者という不思議な位置にいるカルメン・マーコウスキー博士(ジェシカ・ラング)。 荒っぽいペニー(ティルダ・スウィントン)。 ミミの墓にも行った。 死亡してしまった元恋人だ。 航空機とレンタカーで5人を訪ねるビル・マーレイの顔を見ている2時間だった。 動き回るようすから、ぼくは、おそらく生まれて初めて車の運転をしたくなった。 今夜は堀内さんのお宅で堀内さんとぼくの誕生日祝いの会食がある。 膨満感を抱えたままでは困るので昼めしは抜くことにした。 で、続いて『コールドケース #14』を見た。 1958年に死んだ少年をめぐる未解決事件の話。 このシリーズはもりもりと面白味が増してくる。 早番の仕事を終えたばかりのかみさんと3時20分のバスで京王八王子。 渋谷へ出て地下鉄で池尻大橋に行き、堀内さん宅までゆっくり歩く。 先日、上野のコンサートでお会いしているからあまり実感はないのだが、お宅へは久しぶりの訪問。 ソファに落ち着いてすぐ、からだの都合で酒を飲めなくなっている事情を話す。 すでに伝えてあることだが、あらためて。 ぼくらもコート・デュ・ローヌ(COTES DU RHONE)の赤を持参したが、ワインパーティーの様相となる会食なので飲めないのはまことに残念なのだ。 味わうていどならとよく思うのだが、どうしても呼吸が上がる苦しさを避けたい気持ちのほうを優先させてしまう。 堀内さんご夫妻、我々ふたりのほかに石戸谷さん、大八木さん、吉場さん、清水さんがテーブルを囲む。 いつもながら眞美子さんの手料理がうまい。 贈り物となったチョコレートがまた、うまい。 知らなかったが池袋・西武にすぐれたチョコレート店が集中しているらしい。 遠回りしてそこに寄り、じっくりと選んで買ってきてくれた立派なチョコレート・ケーキがふた盛りのデザートがうれしかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.30 13:46:09
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