テーマ:楽天写真館(354854)
カテゴリ:回り灯籠
きょうも朝8時少し前まで寝ていた。 ゆうべ寝たのが11時ごろだったことを思うと随分よくねむったことになる。 むかしは12月の23日に出かけないなんてことは考えられなかった。 ぼくはむかし、12月23日をあらかじめ「予定ありの日」と決めていた時期があった。 予定があろうとなかろうと、予定表にひとの名前か地名か何かそんなものを書き込んでいたものだ。 どうしてこの日を特定して「予定ありの日」にするのか、理由は自分でも分からない。 いうまでもなくこの日は祝日で、学校やら会社やらは休みになる。 しかし、ぼくがこの日を意識するのはそれとは関係がなかった。 強いて推測すれば、師走の日々はいつもせわしなく、だいたいクリスマスなんぞにしたところで、学生のころはともかく社会に出て仕事をするようになってからは決まって忙しい盛りとなる。 と、こう書いてきてふと思うことがある。 12月のなかで23日というのは、いま書いた「忙しい盛り」が始まるスタート日となるのではなかったか。 中学生のころ、クリスマス・シーズンを迎える銀座のレストランでアルバイトをしたことがあった。 23日、24日、25日、と3日間だったと思う。 菓子店としても知られるその店では並木通りの本店に加えて西銀座デパート内に支店があり、いま思い出すのはショートケーキの入った丸い箱を抱えて本店と支店を行ったり来たりした夜のことだ。 多くのひとが繰り出した銀座・数寄屋橋あたりを、帽子箱のような分厚い円形箱を3つも4つも抱えて歩くのはけっこう難儀な思いをさせられたものだった。 学校を出、ニュースをつくるようになると、祝日が入っていようがなんだろうが12月の下旬は仕事に忙殺されるものと刷り込まれた気がする。 その後のフリーランサー暮らしでも同じことで、要するに12月23日というのは誰かに支配される日として定まったのではなかったか。 そのため、12月23日にはホントはどうであれ、あらかじめ「予定ありの日」とするようにしたのだと、ま、きょうは12月23日だからだろうが、そんなことを思い出すのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.01.31 20:31:55
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