勝沼ウィークエンド蔵巡りで知り合った人が凄く楽しいと言っていたこともあり、初めて塩尻ワイナリーフェスタに行ってきました。(紹介ページはこちら⇒
塩尻ワイナリーフェスタ2011/塩尻市公式ホームページ)
生憎の雨模様で、ビデオカメラには一部撮影したものの、携帯カメラにはすっかり撮り忘れるくらいの内容で、天気同様の気持ちで帰ってくることに...
![しょんぼり しょんぼり](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/a004.gif)
最後には高校生の頑張りに少し光明が見えましたが。
そんな訳で、ダメ出しのワイナリからの感想になります。(写真を撮り忘れているので画像が全然なくてスミマセン)
- メルシャン勝沼ワイナリ塩尻分場 (現在の役割はこうらしいです)
何のために参加しているの? 「参加者をバカにするな!」と言いたい感じです。
案内の立て看板だけあってスタッフも誰も居らず、もう使っていない古びた醗酵樽と熟成樽だけがおいてあって、それを公開しているだけです。(家内は暗がりの溝に足を滑らせて捻挫しそうになって後悔 しています。)
参加するなら、せめて畑の説明ぐらいスタッフを付けて行ったらどうかと言いたいです。![怒ってる 怒ってる](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/a003.gif)
- サントリー塩尻ワイナリ
![ワイングラス ワイングラス](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h012.gif)
シャルドネ、メルローもまずまずのレベルで美味しいですが、コストパフォーマンスでは五一ワインに劣りますね。また、メルローよりも安価なベリーAを有料試飲にしているのは解せません。
ジャパンプレミアムシリーズのエチケットは畑と背景の風景画を綺麗に描いており、なかなか良いですね。逆に、トップキュベの桔梗ヶ原メルローのラベルは殺風景で物足りないです。
それと、1日2回の工場見学(と銘打っています)は、暗い熟成庫の中でプロモーション・ビデオを見せられただけで、「これで終わりなの?」という感じ。この内容なら予約を受け付けて熟成庫まで案内する必要などなく、どこかで1日中ビデオを流して見たい人に見せておけば良いのでは? と思ってしまいます。
内容とやり方を再考して欲しいと思います。
- 林農園 (五一ワイン)
![ワイングラス ワイングラス](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h012.gif)
ここは千円台の塩尻メルローもまずまずの味でコストパフォーマンスが高いです(欲を言うと、もう少し高めのワインも無料試飲で出して欲しいです)。
チャリティオークションに出品していたのも1973年の桔梗ヶ原メルローと正にレアもので、桔梗ヶ原メルローの草分けとしてのポリシーを感じます。
葡萄畑の下では(メルローもピノノワールも全て棚式)、ブドウが置いてあって食べ放題です。(ナイアガラと巨峰ぐらいしかありませんが...) 少なくとも、メルシャンにもこのくらいはやって欲しいものです。
また、農園を名乗っているだけあって野菜も売っています。パプリカみたいな色と形のトマトと根っこが曲がった葱を買ってきました。生産者曰く、ストレスを与えて曲げると甘くなって美味しいそうです。
- 塩尻志学館高校
![ワイングラス ワイングラス](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h012.gif)
全国でも数少ない醸造免許を持っている高校で、完成品のワインまで造っているのは唯一らしいです。高校生だからと言って侮ってはいけません。下手なワイナリよりずっと美味しいワインを造っています。特にメルローはなかなかシッカリした造りで、メルローらしい果実香に酸味と渋味がバランス良い味わいでした。(ウチの奥さんはメルロー好きということと高校生への贔屓目があって、何杯もお代わりしてました。)
このワイン、国産ワインコンクールで入賞しているらしいです。当然ながら販売免許はなく大々的には売ってはいないのですが、文化祭等では一時的に販売をするらしいですね。
また、高校の入口の所に棚式の畑があって、五一ワインみたいにブドウ食べ放題です。更に、未収穫の葡萄が沢山あって採り放題でもあります。種類はメルロー、シャルドネ、コンコード、ナイアガラ。シャルドネは貴腐菌が付いているものもあって、そちらを食べるとかなり甘く凝縮されています。メルローもかなり糖度が高いです。
「なぜ、こんなに残っているの?」と質問すると、人手が足りず収穫できないとのことで、それで来訪者に採り放題サービスにしているようです。
勿体ない話で、ボランティアを募るとか、内部の高校生に(食品科学科以外の学生も含め)収穫体験をさせるとかして採れば良いのにと単純に思ってしまいました。![お化け お化け](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h236.gif)
その他、信濃ワインと井筒ワインも行きましたが、大して美味しいワインはなく(少なくとも試飲した中では)、見るべきものもないと言った感じです。(信濃ワインには少し期待していたのですが残念!!!)
収穫祭で新酒を飲んでみたい人とか、あまりこの手のイベントに参加したことない人には良いかもしれませんが、私のように高品質の掘り出しワインを見つけたいとか、新しい知見や体験を得たいと思っている輩には物足りないイベントです。もっとターゲットを明確にした上で企画内容に工夫を凝らして欲しいと感じた、そんな塩尻ワイナリーフェスタ2011でした。