谷川温泉｢別邸仙寿庵｣での温泉旅行２０１３～１４＝その１、１日目の食事とワイン＝

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2014.01.02

テーマ：ホテル・旅館で食べたもの(21)

カテゴリ：料理の美味しいお店紹介

恒例行事である年末年始の家族旅行で、「Relais Chateaux(ルレ・エ・シャトー)」加盟の谷川温泉『別邸仙寿庵』に行ってきました。(年始と言っても一日午前中にはチェックアウト)

昨年同様、三日間天気には恵まれました。二日前までは雪が降ったそうです。
本ブログも恒例になりつつあります。(昨年の日記はこちら⇒｢別邸仙寿庵｣での年末旅行＝その1＝、＝その2＝、＝その3＝)

今回はどんな料理を提供してくれるのでしょうか？　サプライズはあるでしょうか？

御献立（メニュー）と前菜		主な料理の概略
		主な料理の写真と簡単コメントは下に掲載。【お造里：本鮪トロ/島鯵、他】(下記参照) 【吸物：蟹真丈/ミニ青梗菜/木の芽】(下記参照) 【煮物：合鴨ロース/赤万願寺/京芋、他】(下記参照) 【合肴：焼林檎と若鶏/百合根/銀杏】(下記参照) 【小鍋：上州黒毛和牛/谷川茸/舞茸、他】(下記参照) 【御飯：みなかみブランド米水月夜】(写真は割愛) 　賞をとったらしい水上自慢の米らしいです。3合で \700、3kg \3,000 だったか、館内の売店で売ってました。高いです。別の選択は、ギンヒカリ(マスの一種)寿司。【デザート：６種類からの選択】(下記参照) 　今回から初めてデザートの種類が増え、選択になりました(初日だけですが...)。料理長がデザートにも目覚めたのでしょうか？
	【前菜：車海老素揚/フカヒレ/アン肝、他】右側の下にあるのがフカヒレ美味煮。美味煮というだけあって、これは美味いです。真ん中の盛り付け皿の右側にあるのが、"あぶらぼうず"という銀ダラに似た魚の西京焼き。左側の緑の皿がアン肝塩蒸しポン酢。これは赤ワインに合いそうなので、赤を開けるまでとっておきました。結果は後で...

**【料理に合わせたワインのテイスティング簡単コメント】**
	【ＶillaＤest ＶigneronsＲeserve Ｃhardonnay 2009】何かの賞もとったようで評価が高く、未だ飲んだことがなかったので実家から持って行きました。実家の冷蔵庫に暫く入れっ放しになっており、状態がやや心配でした。最初、シャルドネらしい香りはあるものの大人し目で、飲むと尖がった味わいでリリースし立てみたいな感じがします。 2009は勝沼同様良いヴィンテージのはずですが、その片鱗は見られず、これは長く冷蔵庫に入れてしまった影響と、車で揺すられてしまってバランスを崩してしまった悪影響かもしれません。でも、暫くすると香りが開いてきて、味わいの尖がりもなくなってきました。料理との相性では、シマアジや鯛の刺身、焼き林檎に入った鶏、あぶらぼうず、等が合いましたが、一番合ったのは焼き林檎に入った鶏でしょうか？イクラ麹漬けとはあまり合いませんでした。最後には良い香味になってきて、これを前の料理と合わせてみたかった気がします。これならボーペイサージュや城戸ワイナリーのシャルドネと同レベルかなぁと思います。
【Ｂeaune １er Ｌes Ｔeurons 2007 by Chateau de Chorey】楽天ブロガーの間で評判のシャトー･ド･ショレイ。既に自宅で開けているので、その品質の高さは確認済みです。よって、こちらは仙寿庵の料理に合わせるために持ち込みました。今回のボトルは状態がイマイチでした。香りはピーク越えかと思わせるような奈良漬けのような香りがあり、味もバランスが悪くタンニンが浮いている感じで、苦味と尖がりがあります。外れボトルなのか、ヴィラデスト同様に車で揺すられた影響なのでしょうか？グラスの中で暫く経つと、このニッキ風の香りは消え、更に立つとバターキャラメルのような余韻のある香りが出てきますので、一時的なものかと思います。最初尖がっていた味わいも、時間と共に滑らかになってきました。料理との相性では、アン肝ポン酢、トロ、合鴨ロース、和牛しゃぶしゃぶ等が合いましたが、一番合ったのは和牛しゃぶしゃぶゴマダレでしょうか？最初から滑らかな味わいなら、アン肝がもっと合ってたような気もします。２日目に半分残す予定でしたが、状態がイマイチそうなので全部空けてしまいました

【合肴：焼林檎と若鶏/百合根/銀杏】		【小鍋：上州黒毛和牛/谷川茸/舞茸、他】
今回の一番のサプライズかもしれません。味も優しいクリームソースの味わいで美味しいです。周りの林檎の果肉の部分はアップルパイみたいで、１つでグラタンとデザートの２つの味が楽しめます。		肉の上に見えるのは珍しい谷川茸。谷川岳ではありません。こんな茸があるのを初めて知りました。見た目も味も食感も、エリンギに似ています。エリンギよりも大きいですが。そして、相変わらず上州牛も美味しいですね。
【お造里：本鮪トロ/島鯵、他】	【吸物：蟹真丈/ミニ青梗菜/木の芽】		【煮物：合鴨ロース/赤万願寺/京芋、他】
ボタン海老はカナダ産ですが、冷凍の味ではなく美味しかったです。トロも島鯵もネタの良さを感じ、とても海なし県の群馬で食べているとは思えません。	この蟹真丈は器は素敵なのですが、味はイマイチかと。		この合鴨ロースはイマイチでした。そして、昨年同様味付けが甘いです。　こんなに甘いとブルゴーニュには合わないかと。赤万願寺と京芋は仙寿庵では良く使われます。
【デザート：モンブランとバニラアイス】	【デザート：雪見苺大福、他】		【デザート：フルーツ盛合せ】

今回はワインの状態がどちらもイマイチだったので、良いマリアージュは得られませんでした。
仙寿庵が和食に合う良いブルゴーニュワインや日本のワインを揃えてくれれば、遠路待ち込まなくても済むのですがね！その前にワインに詳しいスタッフが必要かと。
ヴィンテージが分からないですが、一番高いのがウニコの\130,000 で、２番目がラツール\120,000 、３番目がオーパスワンというのは昨年と同じです。(そもそもリストにヴィンテージを書かないのはどうかと。)

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