海の御先
『もし死んだのならそれが私の運命だったんだよ。』南海の孤島“奥津島”の港にたどり着いた“後藤凪”は、麦わら帽子をかぶった綺麗な少女“鳴海雫”に出会い“海の御先”まで案内してもらう。しかし、“海の御先”で“凪”が足を滑らし海へ転落!その時、“雫”が“凪”を助けるために海へと身を投じる。危うく一命を取りとめた“凪”と“雫”の運命の恋物語。転校先の学校で再び出会った“凪”と“雫”。でも“雫”は“凪”の事なんて知らないし話し掛けてこないでといって冷たい態度。訳が分からない“凪”だったが、それは“雫”が、奥津の人々から神そのものとして信仰されている“御先の巫女”だからと言うことを知る。それに納得のいかない“凪”であったが、実は“凪”自身にも“御先の巫女”にまつわる重要な役割があって・・・教 訓 : 風で飛ばされてきた帽子はとりあえず拾うように・・・