エンジェル・ハート
新宿のビルから飛んだ少女は、“グラス・ハート”と呼ばれる殺人部隊のエリートだった。ビルの下の鉄柵がその少女の心臓に刺さり絶命したかに思えた。しかし、それから1年後少女は生きていた。心臓移植を行った結果なのだが、その心臓が“グラス・ハート”にある変化をもたらした。“グラス・ハート”とその心臓を取り巻く物語。“グラス・ハート”=香瑩は、ある学校内に広がる覚醒剤事件を解決するために動いていた。なぜ、彼女がそんな事をしてるかというと、新宿駅の伝言板に“XYZ”と書かれていたからとしか言いようがない。どうでもいいことなんだけど、依頼者が“藩玉玲”というふざけた名前を名乗ったのには、笑わされた。