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2016年10月28日
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カテゴリ:政治
「何を今さら」と一笑に付されるかもしれないが、世界は矛盾に満ちている。
核兵器の法的禁止措置について交渉する国連会議を開くかどうかを決める
国連総会第1委員会の決議はそれを端的に表すものの一つだった。

結局123カ国の賛成を得て決議は採択されたが、日本は反対した。
憲法前文において「再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」
「恒久の平和を念願し」、第9条において「武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」日本が、
そして何より、世界で唯一の被爆国である日本が、
核兵器全廃を目指す会議の招集に反対したのである。

昨年の4月に開かれた核拡散防止条約(NPT)再検討会議でも同様だった。
1974年に「中東非核地帯構想」を提唱したエジプトを中心として
アラブ諸国は中東の核武装廃止を何年にもわたって考えている。

ところが、イスラエルは事実上の核兵器保有国だから、
なんだかんだと理由を付けて核非武装の国際会議を開くことには賛成しない。
当然ながら悪の権化アメリカはイスラエルを擁護する。

再検討会議で結局何も決めることができなかったとき、
反対した日本の岸田外相は「大変残念。社会においては、依然として核戦力を含む
大規模な軍事力が存在している中で、日本の安全に万全を期すためには、
核を含む米国の抑止力の提供が引き続き重要である」と発言している。

このとき、国際NGOネットワーク「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」は、
「核兵器の恐怖を経験しているにもかかわらず、
 日本は核軍縮に向けた現実的なビジョンを説明することに失敗した」と批判している。

今回、反対理由を岸田外相は次のように説明した。
「核兵器のない世界を実現するためには、
 核兵器国と非核兵器国の協力による具体的、実践的な措置の積み重ねが不可欠だ。
 決議は、双方の対立を一層助長し、亀裂を深める」

一体何を寝ぼけたことを言っているのだろうか。
今回の決議は、「核兵器を法的に禁止する枠組みについての会議を開きましょう」
というものである。「『具体的、実践的な措置の積み重ね』を来年以降の会議で
決めていきましょう。とりあえず話し合いましょうよ。」という内容の決議なのである。

それに対し、あたかもすでに新しい国際法が
出来上がってしまったかのように反対するのは、頭がおかしいとしか言いようが無い。
「話し合いましょう」に対して「嫌です」という態度では、
核兵器廃絶の道など開かれるはずがないではないか。

アメリカ・中国・ロシアが主導で開く会議なら日本は二つ返事でOKを出すだろう。
核を保有する大国の意向は鵜呑みで、非核保有国の提案には常に乗ろうとしない。
以前も書いたが、これが「米国のコバンザメ日本」の悲しい真骨頂である。

前述のICANは「非常に落胆させられた」と言い、強い失望感を示した。
また、他の団体からも日本が決議に反対したことに驚きや批判の声があがっている。

この批判は極めて当然なものだ。
彼らからすれば、「アメリカに原爆を落とされた日本なのに、
いったいどこまでアメリカの言いなりなんだ」と感じるのだろう。
「政府がこんな態度を取って日本人は恥ずかしくないのか?」と言いたいに違いない。

私は非常に恥ずかしい。
外国人と面と向かって話すことができなくなるくらい恥ずかしい。

そもそも今回の決議は賛成国が圧倒的に多いことが初めからわかっていたのだから
日本一国が反対に回っても結果には何の影響も及ぼさないのである。
にも関わらず、いつ何時でもアメリカの顔色をうかがって行動する日本の卑屈さは、
世界の先進国として恥ずべき、「負け犬意識」なのではないだろうか。

核兵器だけは誰が何と言おうと拒否する。
米国から裏ルートでどんな攻撃が来ても、核廃絶だけは絶対の国是とする。
それによって米国との間に多少の軋轢が生まれても、毅然たる態度で臨む。
そういう国家にならない限り、私は日本人として真の誇りを持つことはできないと思う。





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Last updated  2016年10月28日 13時29分22秒
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