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2017年08月04日
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カテゴリ:政治
昨日、内閣が改造された。
時事通信社の解説委員をしている田崎史郎氏が「ひるおび!」で
「サプライズ人事がある」と盛んに言っていたのは河野太郎氏の外相起用だった。

確かにびっくりする人事ではある。
以前も書いた通り、昨年12月に日報が統合幕僚監部にあることを指摘したこと以外、
最近では目立つ行動が少なかった人物である。

ただ、清和会に次ぐ第2派閥である麻生派(志公会)のメンバーなので
あり得ないというほどの人事ではなさそうだ。
昨年8月まで国家公安委員長も務めている。
ちなみに、この派閥における麻生太郎氏の前の領袖は父親の河野洋平氏である。

ただ、人物的にはどうなのかと、私は疑問を持っている(笑)。
まずこの人は昔流に呼ぶところの「ボンボン」である。
学歴を見ると、慶應中等部、慶應高校を経て慶應大学経済学部を卒業した人間だ。

もちろんそういう人達の中にも優秀な人間はたくさんいる。
だが、総理になれなかったとはいえ、父親は自民党総裁を経験している人物である。
そういう人の子が中学校から慶應に入ったらどうなるか、
かなり似た経歴を持つ石原伸晃氏を見れば何となく想像が付くと思う(笑)。
後に「失言外相」と呼ばれるのではないかと、私個人としては心配している(笑)。

もっとも、朝日新聞などはこの人事に対して特に深くは書いていない。
それよりも岸田外相の留任構想が狂ったと言っている。
だが、田崎史郎氏の話によれば、すでに安倍総理は何度も岸田外相と会っていた。
政調会長就任はわりと早い時期から決まっていたと言う。
それゆえ田崎氏は、河野太郎外相というサプライズ人事を早めに知っていたのである。

また、朝日は安倍首相が伊吹文明氏に文科相就任を断られたことを盛んに指摘していた。
二階派の前の領袖であり、過去にも1年間文科相に就いたこともある「本命」だった。
第4派閥とはいえ、衆参合わせて44人が在籍する派閥の長をしていた人物である。
党内や省内での影響力も大きいことから、適任であるのは間違いない。
大物に断られたので、おそらく朝日は「ざまぁみろ内閣」だと思っているだろう(笑)。

しかしながら、安倍総理も朝日も、現在の状況の根本がわかっていないと私は思う。
いくら大物とはいっても、79歳のロートル議員を問題を抱える省の大臣に据えることが
国民にどう映るかを考えていない。岸田派の若手議員も朝日に合わせるように
「困った時の林大臣」と安倍総理の苦しさを強調する発言をしている。
だが私は、最初から林芳正氏の起用を考えた方が良かったのではないかと感じている。

伊吹氏も理論派で通っているようだが、林氏もかなりの理論派だ。
震災前、民主党政権下で菅直人財務大臣に「乗数効果と消費性向」について
詰め寄るシーンを私はテレビで生で見ていた。
財務大臣だけでは答えられず、長妻厚労相、仙石国家戦略相も出てきたが、
結局きちんと答えることはできなかった。

Wikiを見ても、「外交・安全保障・財政・金融まで幅広く精通する政策通」とある。
教育行政に関する経験がどうかはわからないが、一浪して東大法学部を出た努力家なので、
得意分野をもう一つ増やすくらい研究してくれるのではないかと私は期待している。

こんなことを書くと「林芳正もボンボンじゃないか」と批判する向きもいるかもしれない。
確かに元蔵相の林義郎を父に持つ林氏の家系はかなりのもので、林義郎氏も東大法学部卒、
祖父の林佳介氏も東大法学部卒であり、父義郎の兄弟は地元の財界の名士である。

だが、河野氏や石原氏と決定的に違うのは、中学・高校とも公立だったということだ。
早くから「お坊ちゃま教育」を受けていたわけではないということである。
「一浪して東大法学部」という学歴にそれが表れている。

しかも、三井物産や叔父の会社に務めた後、30歳になるかならないかという頃に
ハーバード大学政治学大学院特別研究生として学ぶために渡米している。
こういう研究熱心な努力家を私は意外と無条件で信頼してしまう(笑)。

話が林氏に偏ってしまったが、その他にも野田聖子総務相など、
「お友だち内閣」ではないことをアピールするための面白い人事も行った。
「国民にどう映るかが最も重要な要素」であることを理解していないとしても、
現状でできる限りのことを安倍総理はやったと言えるのではないだろうか。

そもそも、安倍総理自身と自民党のイメージがここまで悪くなってしまった以上、
内閣改造くらいで支持率が回復するはずがないのである。
あったとしても、30%から35%くらいへの5%程度の上昇だろうか。
これから安倍内閣の支持率が50%を超えることがあったとしたら、それはもう奇跡だ。

稲田前防衛相を今後は証人喚問に出さないと言い張った竹下前国対委員長も頭が悪い。
稲田氏を立たせることによるマイナス要素はおそらくほとんど無い。
逆に、拒否し続けたら自民党の印象がどんどん悪くなるばかりだ。
証人喚問に出てもどうせ「知らぬ存ぜぬ」を繰り返すだけなのだから、
むしろ野党の追及能力の弱さが際立つ可能性もあるのである。

その辺も含め、自民党が「自分が周りにどう映るか」をきちんと考えられるかどうか。
それぞれの大臣、議員の一挙手一投足が安倍内閣の寿命に影響していく。
1%でも支持率を回復させたいのなら、党にはもう少し柔軟に対応してほしいものである。





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Last updated  2017年08月05日 00時05分52秒
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