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2018年01月17日
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カテゴリ:政治
jiji.comがある意味悲しいニュースを伝えている。
英国のメイ首相が17日、「あまりにも多くの人々」が置かれている
「現代の暮らしの悲しい現実」に対処するために「孤独担当相」を任命したという。

「孤独死」という言葉が、我が国でもすでに耳慣れない言葉ではなくなっている。
独居老人が私の組内(くみうち)にも男性と女性それぞれお一人ずついる。
そのうちの男性の方は立ち居振る舞いが完璧ではないため、
カメラによってモニターする高齢者見守りシステムを採り入れた。

「わが国の社会、そしてわれわれ全員が抱える孤独という問題に向き合い、
 高齢者や介護者、愛する人を失った人々──
 話をする相手や自分の思いや体験を分かち合う相手がいない人々が
 直面している孤独に対し、行動を起こしていきたい」

このメイ首相の言葉はそのまま日本にもあてはまりそうである。
子供たちがどれだけ説得しても子や孫との同居を拒むお年寄りが確実に存在する。
80歳になって家出をする女性を描いた「傘寿まり子」というマンガが昨年話題を呼んだ。
「まだ生きててごめんなさい」
同居をすれば必ずこういう思いをすることがわかっているから、
彼ら、彼女らはひたすら拒むのだろう。

30年以上に渡って強い母親とぶつかり続けてきた私は、
認知症を患い「かわいらしくなった」母親に少しでも長生きしてほしいと純粋に願っていた。
母が強かったときに散々してしまった親不孝の償いをしたかったからである。
だが、発症から2年ほどして我々が介護に慣れてきた頃、あっけなく母は逝ってしまう。
あの時は、人生で一番悲しく、悔しい瞬間だった。
4年少々経つが、思い出すたび未だに奥歯を噛みしめる。

母親や祖母が老いたときに疎ましく感じる家族というのは、
おそらくさほどケンカなどせず、穏やかな関係を保ちながら
一緒に暮らしてきた人達なのかもしれない。
そういう関係なら「もう十分幸せに暮らしたんだから…」という気持ちになれるのだろうか。
私などからすれば、決して皮肉ではなく、実に羨ましい関係に見える。

いずれにしろ、本人や家族が望むと望まざるとに関わらず、独居老人は増えていくだろう。
どのような形であっても、独居老人本人が不幸を感じながら死んでいくのは
避けなければならない。

英国の孤独担当相の指名は決して他人事ではない。
いや、この問題の根本は、政治にではなく我々の日々の生活の中にあるのだ。
何が高齢者にとって本当の幸せであり、何が不幸なのかをひたすら考えること。
それが年寄りの一歩手前である我々に与えられた大いなる責務なのだと思う。





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Last updated  2018年01月18日 23時44分31秒
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