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ドクターケイ@ Re[1]:12月27日(水)…(12/27) nkucchanさんへ ありがとうございます。 …
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ドクターケイ@ Re:お大事に(12/26) ちょっと太目のジイサンさんへ ありがと…
2024.01.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
1月13日(土)、曇りです。

夜間には雨が降っていたような、今も時々小雨が降っているような…。

そんな本日はホーム1:GSCCの西コースで開催の土曜杯に10時04分スタートでエントリーしていましたが、体調を鑑みてキャンセル…。

8時20分頃に起床。

奥は孫3号を預かり施設へ連れて行きました。

新聞に目を通し、朝食を済ませ、ロマネちゃんと戯れる。

本日のノルマは1階の掃除機ですか…。

ハイハイ。

朝のコーヒーブレイクはネスプレッソで。




1USドル=144.80円。

1AUドル=96.87円。

昨夜のNYダウ終値=37592.98(-118.04)ドル。









株式明日の戦略-週間で2000円を超える大幅上昇、来週も好地合いは継続か
3:00 配信 トレーダーズ・ウェブ
 12日の日経平均は大幅に5日続伸。終値は527円高の35577円。米国株は小動きかつ3指数がまちまちで終えたが、市場予想を上回る12月消費者物価指数(CPI)を無難に消化できたことが好感されて上昇スタート。SQ絡みの売買が影響したか、寄り付きから500円を超える上昇となり、すぐに上げ幅を800円近くに広げるなど、かなり上に値幅が出た。ファーストリテイリング<9983.T>が好決算を発表して急騰したことも、指数の上昇に大きく貢献した。
 35800円台に乗せたところで買いは一巡し、高値は開始3分でつけた。そこからしばらくは緩やかに上げ幅を縮小。ただ、35300円台に入ると盛り返し、その後は値動きが落ち着いた。プライムでは値下がり銘柄が多かったが、指数は大幅高の状態を維持したことから終盤にかけては強含み、後場の高値圏で終了。500円を超える上昇となり、終値で35500円を上回った。前場ではマイナス転換から下げ幅を広げたグロース250指数は、後場に入ると切り返し、終値ではプラスを確保した。
 東証プライムの売買代金は概算で5兆0500億円。SQ日で振れ幅も大きくなったことから商いは膨らんだ。業種別では鉱業、その他製品、精密機器などが上昇した一方、証券・商品先物、パルプ・紙、銀行などが下落した。富士ソフト<9749.T>が一時ストップ高となるなど後場急騰。日経電子版で、同社が上場を継続するかを含めた資本政策の検討を始めると報じられたことが買い材料となった。半面、3Qが大幅な経常減益となったいちご<2337.T>が急落した。
 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり551/値下がり1058。1Qの好決算を発表したファーストリテイリングが6.3%高。1銘柄で日経平均を231円押し上げた。リクルートや富士フイルムが大幅高。任天堂、キーエンス、信越化学なども強い動きを見せた。決算を材料にUSENNEXTや三協立山が急騰。証券会社のリポートを手がかりにニトリHDやカプコンが買いを集めた。
 一方、3Qが減収・最終減益となったセブン&アイが大幅安。市場予想を上回る米CPIを受けても米10年債利回りが低下したことから、三菱UFJや三井住友など銀行株が強めに売られた。為替がやや円高(ドル安)に振れたことからトヨタ、日産自、マツダなど自動車株が全般軟調。決算が嫌気されたわらべや日洋やホームポジションが急落した。ディップは下方修正がネガティブサプライズとなり、ストップ安となった。
 日経平均は大幅上昇。序盤で700円超上昇したのはイレギュラーな感も強かったし、プライムでは値下がり銘柄もかなり多かったが、場中に売り崩すような動きは見られなかった。きょうはファーストリテイリングの貢献度が非常に大きかったが、527円高からファストリの寄与度231円を差し引いても300円近い上昇で、かなり強い。資金が向かっているのが大型株に偏っている点は意識しておく必要があるものの、新NISAがスタートしてすぐに誰でも知っている銘柄が大きく上昇してくれば、新たな資金は流入しやすくなる。今週のような派手な上昇が続くかどうかはともかく、しばらく日本株は崩れづらくなると予想する。
 【来週の見通し】
 堅調か。今週の大幅高に対する反動はどこかで出てくるかもしれないが、昨年5月から6月にかけての急騰を彷彿させるような強い動きが見られたことから、多少下に値幅が出たとしても警戒ムードは高まりづらい。ボラティリティが大きくなることは許容しながら、リスクオンの流れが継続するだろう。国内はやや材料難となるが、米国では決算発表が出始める。主力グロース企業の決算はまだ先で、その手前では期待買いは入りやすい一方、売り急ぎは抑制されやすい。米CPIを波乱なく消化したことで、米金利や為替に神経質になる場面は少なくなりそう。利食い売りをこなしながら週間では水準を切り上げると予想する。




今週の【早わかり株式市況】大幅反発、33年11ヵ月ぶり高値圏へ一気に駆け上がる
6:40 配信 株探ニュース
現在値
ダイキン工 24,590 +380.00
日立 11,000 -45
HOYA 18,085 +345
任天堂 8,125 +195
Fリテイリ 38,940 +2,320.00
■今週の相場ポイント
 1.日経平均は2週ぶり大幅反発、3万5000円台突破
 2.月曜は国内休場、米国ではハイテク株高の流れに
 3.連休明けからリスク選好ムード、半導体株に物色
 4.買いの勢い止まらず、先物主導で一気に上げ幅拡大
 5.ファストリ好決算で急伸、日経平均押し上げに寄与
■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比2199円(6.6%)高の3万5577円と、2週ぶりに大幅上昇した。
 今週は終始買い気の強い地合いだった。日経平均はわずか1週間で2000円強も上昇。これまで何度もトライしては跳ね返されてきた昨年7月の終値ベースの高値を一気に上抜け、バブル崩壊後の高値圏に突入した。
 3連休明け9日(火)の東京株式市場は大きくリスクオンに傾き、日経平均は大幅高。前日の米国株市場では長期金利低下を好感する形でハイテク株が買われ、NYダウやナスダック総合株価指数が高かったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大きく上昇した。この流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連株を中心に物色が波及。日経平均は終値で昨年7月高値(3万3753円)を上回り、バブル崩壊後の最高値を更新した。10日(水)もリスク選好ムードが継続。日経平均は先物主導のインデックス買いで一気に上げ幅を広げ、一時700円を超える値上がりをみせた。終値でも678円高となり、3万4000円台に乗せて取引を終えた。11日(木)も日経平均は600円超の上げに。連日の大幅高で一気に3万5000円台を突破した。この日夜の米CPI発表を前に買い手控え感が強まるかに思われたが、米株高や円安を支えに投資資金の流入は衰えなかった。翌日のオプションSQ算出に絡み、先物を使った思惑的な売買も上げ足を助長した。12日(金)も買いの勢いは止まらず。前日に好決算を発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]が急伸し、日経平均の一段の押し上げに寄与した。東証プライムの売買代金は連日4兆円台を記録していたが、この日は5兆円台に乗せる大商いとなった。
■来週のポイント
 来週は15日に東証が公表する「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」が高い関心を集めており、プライム市場に上場する各企業の対応が注目される。日経平均は3万5000円を突破し、目先達成感や過熱感が意識されるなかで水準を維持できるかが焦点となりそうだ。
 重要イベントとしては、国内では18日朝に発表される11月機械受注、19日朝に発表される12月全国消費者物価指数が注目される。海外では、15日発表の中国MLF(中期貸出制度)金利、17日に発表される中国10-12月期GDP、中国12月の小売売上高と鉱工業生産、米国12月の小売売上高と鉱工業生産指数、18日発表の米国12月住宅着工件数に注視が必要だろう。
■日々の動き(1月9日~1月12日)
【↑】   1月 9日(火)―― 大幅続伸、リスク選好の地合でバブル後高値更新
 日経平均 33763.18( +385.76)  売買高16億6160万株 売買代金 4兆1349億円
【↑】   1月10日(水)―― 3日続伸、先物主導で買われ連日の高値更新
 日経平均 34441.72( +678.54)  売買高15億6222万株 売買代金 4兆0664億円
【↑】   1月11日(木)―― 4日続伸、米株高と円安で3万5000円台乗せ
 日経平均 35049.86( +608.14)  売買高18億4940万株 売買代金 4兆7912億円
【↑】   1月12日(金)―― 5日続伸、先物主導で33年11ヵ月ぶりの高値圏
 日経平均 35577.11( +527.25)  売買高18億3821万株 売買代金 5兆0496億円
■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、31業種が値上がり
 (2)値上がりトップは任天堂 <7974> などその他製品
 (3)HOYA <7741> など精密機器、日立 <6501> など電機、ダイキン <6367> など機械といった輸出株は大幅高
 (4)NTT <9432> など情報通信、三井不 <8801> など不動産、リクルート <6098> などサービスといった内需株も高い
 (5)金融株は東京海上 <8766> など保険、野村 <8604> など証券、日本取引所 <8697> などその他金融が値を上げた
 (6)値下がりは郵船 <9101> など海運と日本製鉄 <5401> など鉄鋼の2業種のみ
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(1) 半導体
 2(3) 復興 ── 令和6年能登半島地震からの復旧・復興に関心高まる
 3(2) 防災
 4(5) 半導体製造装置 ── 米エヌビディア株高効果で人気再燃
 5(7) 人工知能
 ※カッコは前週の順位




〔米株式〕ダウ反落、118ドル安=医療保険大手株に売り(12日)☆差替
6:50 配信 時事通信
 【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク株式相場は、米医療保険大手株が売られて全体を押し下げ、3日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比118.04ドル安の3万7592.98ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は2.57ポイント高の1万4972.76で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9027万株減の8億0146万株。
 米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループは12日、肺炎などを引き起こすRSウイルスや新型コロナウイルスの流行に伴い、同社の医療サービス関連のコストが昨年末にかけ増加したと説明した。これが市場で嫌気され、同社株は3.4%下落した。
 朝方発表された昨年12月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことで、米利下げ期待が強まった。このためダウは取引開始直後は買いが先行したが、ユナイテッドヘルス株が重荷となり、マイナス圏に沈んだ。
 米長期金利の低下を背景に、主要なハイテク銘柄の多くが値上がりした。中東イエメンの親イラン武装組織フーシ派を巡る緊張の高まりで、シェブロンなど原油関連銘柄が上昇した一方、部品供給網に混乱が生じたテスラが大幅に下落した。
 他に個別銘柄では、ボーイングが2.2%安、マイクロソフトが1.0%高、IBMが2.2%高。(了)




1勝0敗でしたね。




NY株式:NYダウは118ドル安、早期の利下げ期待強まる
6:52 配信 フィスコ
 米国株式市場はまちまち。ダウ平均は118.04ドル安の37,592.98ドル、ナスダックは2.58ポイント高の14,972.76で取引を終了した。
 12月生産者物価指数(PPI)が予想を下回り早期の利下げ期待に買われ、寄り付き後、上昇。その後、決算を受けた銀行株の下落が重しとなり、下落に転じた。ただ、金利先安観にハイテクは底堅く推移し、相場全体の下値を支えた。ダウは終日軟調に推移したが、ナスダックは終盤にかけプラス圏を回復しまちまちで終了。セクター別では、電気通信サービスが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落した。
 防衛のロッキード・マーチン(LMT)や総合軍事会社のゼネラル・ダイナミクス(GD)は米英軍のフーシ派拠点空爆を受けた緊張拡大に連れ需要拡大の思惑にそれぞれ上昇。金融のシティグループ(C)は第4四半期決算で赤字に転落したものの、従業員2万人削減し収益強化を目指す組織改編計画が好感され、上昇。同業のJPモルガン(JPM)は第4四半期決算で純金利収入が7四半期連続過去最高となったほか、24年通年で増加すると強気見通しを示したが利益確定売りなどにおされ、下落。バンク・オブ・アメリカ(BAC)は第4四半期の決算で純金利収入低下や昨年の地銀破綻関連の費用計上が業績を圧迫、減収減益となり、下落。また、ウェルズ・ファーゴ(WFC)は第4四半期決算で昨年の地銀破綻を受けた連邦預金保険公社(FDIC)の基金補充への拠出金などを含めコストの予想以上の拡大が重しとなったほか、通期の純金利収入について最大で9%減少する可能性があると警告し、下落。
 ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループ(UNH)は第4四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったがコストの上昇が警戒され、売られた。航空会社のデルタ(DAL)は第4四半期決算でホリデーシーズンの需要が強く調整後の1株利益が予想を上回ったものの、コスト高が影響し24年の1株利益目標を引き下げたため下落。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は中国での値下げ、さらに、紅海混乱を受けた部品不足でドイツ工場で大半の生産を停止、レンタカー会社のハーツ(HTZ)による電気自動車の売却が嫌気され下落した。
 投資家の恐怖心理を示すVIX指数は一時13.08まで上昇した。
(Horiko Capital Management LLC)




〔NY外為〕円、144円台後半(12日)
7:23 配信 時事通信
 【ニューヨーク時事】週末12日のニューヨーク外国為替市場では、市場予想を下回った米卸売物価指数(PPI)を受けて円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=144円台後半に上伸した。午後5時現在は144円87~97銭と、前日同時刻(145円20~30銭)比33銭の円高・ドル安。
 米労働省が発表した2023年12月のPPIは前年同月比1.0%上昇と事前予想の1.3%上昇を下回った。エネルギーと食料品を除いたコア指数も前月から鈍化し、1.8%上昇となった。インフレの沈静化を示す内容となったことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げに踏み切るとの観測が再び強まり、長期金利が低下。日米金利差の観点から円買い・ドル売りの流れが強まった。CMEグループのフェドウオッチによると、市場では3月の米利下げが7割以上の確率で織り込まれている。
 前日に発表された12月の消費者物価指数(CPI)では前年同月比で3.4%上昇と伸び率が11月から加速し、物価上昇圧力の根強さが再確認されていた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0945~0955ドル(前日午後5時は1.0968~0978ドル)、対円では同158円62~72銭(同159円34~44銭)と、72銭の円高・ユーロ安。(了)




株式週間展望=反動警戒も底堅いか、日本株買い意欲強く
8:05 配信 ウエルスアドバイザー
現在値
NF 日経Wインバ 183 -5
Fリテイリ 38,940 +2,320.00
日経平均予想レンジ:3万4500-3万6500円
 今週は日経平均株価のもみ合い上放れをきっかけに、先物主導の劇的な上げ相場が展開された。ただ、オプションSQ(特別清算指数)算出日に当たる12日は寄り付き直後の高値をピークに水準を切り下げる動き。一方、米債券市場では12月CPI(消費者物価指数)の予想上ブレにもかかわらず、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ期待が根強いもよう。来週は中国の経済指標も注目される。
<指数主導の相場、大型株優勢>
 12日で5連騰となった日経平均は、今週(9-12日)だけで高値までに2462円も値上がりした。バブル経済の崩壊(1991年)後では初めて3万5000円台に乗せ、ほどなく3万6000円をうかがった(週次高値は12日の3万5839円)。
 昨年から本格化しつつある日本企業の資本政策や経営改革への期待感が、再び高まっている。また、日経平均が昨年後半にかけて往来したボックス圏を突破したことで、トレンドに追随するCTA(商品投資顧問業者)が一気に強気に傾いたとみられる。
 旺盛な資金流入の基調を維持したまま迎えたSQは、前日に好決算を発表した、ファーストリテイリング <9983> の上げも影響し、3万6025円の高水準を記録した。ただ、一方では小型株や新興市場には出遅れたままの銘柄が多い。また、個人を中心に、逆張りETF(上場投資信託)のNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(日経ダブルI) <1357> 絡みの損失も膨らんでいるもようだ。
 12日は日経平均こそ終値で前日比527円高だったものの、東証プライム市場の騰落銘柄数は値下がり<1058>が値上がり<551>を大きく上回った。
<中国緩和効果に期待、米共和予備選も>
 しかし、なおも日本株への海外勢の買い意欲は保たれていると考えられる。15日には、東証が「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関する開示企業一覧の公表を開始する。米国でも、11日の12月CPI発表後の10年債利回りの上昇は抑制され、リスクオフムードは高まっていない。
 また、日銀の物価見通しの下方修正観測も伝わり、円高方向へのバイアスが弱まった。このため、大型株を中心に日本株が買われやすい状況が続く可能性がある。日経平均は目先の調整も視野に入れつつ、3万5000円前後では底堅さを示すことが期待される。
 来週のトピックスとしては、17日の中国の経済指標(10-12月期GDP=国内総生産、12月工業生産など)や、それに先立ち15日に公表される中国人民銀行(中央銀行)のMLF(中期貸出制度)金利が注目される。同国は景気減速を受けた金融緩和が続けており、実体経済への波及効果が見込まれる。
 来週の日経平均の予想レンジは3万4500-3万6500円とする。国内では15日に12月工作機械受注(速報値)、18日に11月機械受注、19日に12月消費者物価が出る。米国では15日に共和党の予備選(アイオワ州)の口火が切られ、19日は米連邦政府のつなぎ予算の一部期限を迎える。13日の台湾総統選の結果も注視したい。




NY市場概況-ダウ118ドル安と3日ぶりに反落 週間では3指数が上昇
8:29 配信 トレーダーズ・ウェブ
 12日のNY株式相場は高安まちまち。米12月生産者物価指数(PPI)が予想に反して低下したことが好感され上昇してスタートしたものの、第4四半期決算を発表したユナイテッドヘルスや大手金融機関の株価の下落が重しとなった。ダウ平均は朝方に114ドル高まで上昇し、前日に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、240ドル安まで反落し、118.04ドル安(-0.31%)で終了。3日ぶりの反落となった。S&P500は0.08%高と小幅ながら反発。一時、0.46%高まで上昇し、2022年1月3日に付けた終値の最高値を上回ったものの、その後は前日終値を挟んでもみあった。ハイテク株主体のナスダック総合は朝方に0.51%高まで上昇後、0.26%安まで下落したが、0.02%高とわずかながら6日続伸した。ダウ平均採用銘柄はIBMが2.24%高となったほか、ベライゾン、シェブロン、アムジェン、ディズニーが1%超上昇した一方、予想を上回る決算を発表したユナイテッドヘルスが3.37%下落し、ダウ平均を約120ドル押し下げたほか、ウォルグリーンが3.16%安、ボーイングが2.23%安となった。S&P500の11セクターはエネルギー、不動産、コミュニケーション、公益など7セクターが上昇し、一般消費財、ヘルスケア、金融など4セクターが下落した。
 週間ではダウ平均が0.34%高、S&P500が1.84%高、ナスダック総合が3.09%高となり、主要3指数がそろって反発。年初来ではダウ平均とナスダック総合がともに0.26%安となり、S&P500は0.29%高となった。
 12月PPIは前月比-0.1%と予想の+0.1%に反して低下し、前年比でも+1.0%と予想の+1.3%を下回る伸びとなった。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIも前月比+0.0%、前年比+1.8%となり、それぞれ予想の+0.2%、+1.9%を下回った。前日の12月消費者物価指数(CPI)はやや強い結果となったが、この日のPPIを受けて早期利下げ観測が再び強まった。
 決算発表銘柄は予想を上回る決算を発表したバンク・オブ・ニューヨーク・メロンが4.02%高となったほか、予想を下回る決算や10%の人員削減を発表したシティグループが1.04%高となった一方、純金利収入の減少見通しが嫌気されたウェルズ・ファーゴが3.34%安、減益決算が嫌気されたバンク・オブ・アメリカが1.06%安となり、15%減益となったJPモルガン・チェースが0.73%安となった。ユナイテッドヘルスは決算が予想を上回ったものの、医療費の支払いが予想以上に増加したことが嫌気され3.37%安となり、通期見通しを下方修正したデルタ航空は8.97%安となった。




【米国市況】2年債利回り急低下、PPI下振れ-ドル一時144円36銭
2024年1月13日 6:53 JST Rita Nazareth ブルームバーグ
  12日の米国債市場では、2年債利回りが5月以来の水準に低下した。米生産者物価指数(PPI)が予想外の低下となったことを受けて、今年の利下げ観測が高まった。
  国債
  市場は足元、3月利下げの可能性を80%と織り込んでおり、1週間前の約50%から上昇した。前日発表された消費者物価指数(CPI)は予想を上回る伸びとなり、米金融当局が2%のインフレ目標を達成する上で道のりが険しいことを浮き彫りにした。投資家は連休を控え、地政学的な動向に目配りしながら、決算シーズンの皮切りとなった大手銀の決算にも注目した。15日は米キング牧師生誕記念日の祝日となる。
  BMOキャピタル・マーケッツのベン・ジェフェリー氏は「3月の利下げ観測を後退させる材料はほとんどなく、週末を控えてこの動きが弱まることもないだろう」と指摘。質への逃避と供給サイドのインフレの両方に影響が及ぶことを踏まえ、紅海における地政学的な緊張の高まりも忘れてはならないと述べた。
  モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのマネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は、PPIがすでに、かなり以前からCPIを上回るペースで鈍化している点を考慮すれば、今回の下振れを「サプライズ」とみるのは少し無理があるかもしれないと述べる。
  「市場は『インフレ鈍化は金利低下を意味する』とのシナリオに沿ったデータを受け入れる傾向がある。だが、こうした筋書きが、すでに複数回の利下げを市場が織り込んでいる現実とぶつからないかは、今後明らかになる」と述べた。
  債券市場は通常、2年債利回りの大幅な低下を伴い、金融緩和サイクルを先取りする傾向がある。とはいえ、足元の動きは、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合までなお多くの経済指標の発表を控えている段階で、期間短めの債券利回りを極端な水準に押し下げることになりかねない。米金融当局は、インフレが目標である2%に向けて確実に下がっているのか見極めるため、慎重な姿勢を示し続けている。
  コロンビア・スレッドニードルのグローバル金利ストラテジスト、エド・アルフセイニ氏は「期間短めの債券は通常、いったん利下げが始まると過小評価する傾向があるため、この動きは理にかなう」と話す。また「米金融当局が今年3回の0.25ポイント利下げを想定しているのに対し、市場ははるかに多くの利下げを織り込んでいる」とし、「米金融当局はデータ次第の姿勢を強調していることから、市場の観測をコントロールするのに苦慮している」と述べた。
  米資産運用会社ブラックロックのロブ・カピト社長は、眠っている巨額の投資マネーが、近いうちに債券に振り向けられるかに注目していると語った。
  カピト氏は12日開催した決算電話会見で「毎朝、マネー・マーケット口座に眠っている7兆ドルもの資金が動き出すことを心待ちにしている」と指摘。債券には大きな可能性があるとの見解を示した。
  米国株
  米国株式市場では、S&P500種株価指数がほぼ変わらずで終えた。ただ、週間では約1.8%値上がりした。
  マイクロソフトは1%高。時価総額でアップルを抜き、世界トップに立った。首位返り咲きはおよそ2年ぶり。年初来では3.3%の値上がりで、時価総額を920億ドル押し上げている。
  為替
  ニューヨーク外国為替市場では、主要通貨の中で円の値上がりが目立った。ブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらず。米2債利回りの低下がドルの重しとなった。
  円は一時0.6%高の144円36銭まで買われた。直近では144円台後半で推移している。ただ週間では、円は対ドルで0.2%値下がりした。
  バークレイズのエコノミストは今週のインフレ指標に基づき、米利下げ開始時期の予想を従来の6月から3月に前倒しした。
  JPモルガン・チェースのアナリストは、インフレに関する楽観論は十分に織り込み済みで、いくつかの指標では米国例外主義が依然として持続しており、ドルは手詰まり状態にあるとみている。「上期は例外主義の復活を見込みドルに対して強気だが、差し迫った材料がないため、目先の確信は低いままだ」という。
  原油
  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米英軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の軍事拠点に対する空爆を実施したことに反応した。紅海で繰り返される商船への攻撃に対応した今回の軍事介入により、フーシ派との衝突がエスカレートし、中東情勢がさらに緊迫化する恐れがある。
  北海ブレント原油は一時4.3%上昇し、今年初めて1バレル=80ドルを超えた。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は一時75ドルを上回った。
  原油価格の国際的な指標である北海ブレントは現在、10月以来初めて50日移動平均線を試している。この水準を上抜ければ、アルゴリズムやテクニカル・トレーダーによる買いに拍車がかかる可能性がある。
  TDセキュリティーズの商品ストラテジスト、ダン・ガリ氏は「エネルギー市場は地政学的リスクの継続的な高まりを踏まえると著しく割安となっている」と指摘。もしブレント原油が81ドルを上回れば買いが加速し、「アルゴリズム取引を行う投資家はネットロングのポジション構築開始を余儀なくされる」可能性があると語った。
  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比66セント(0.9%)高の1バレル=72.68ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は88セント(1.1%)高の78.29ドル。
  金
  ニューヨーク金相場は反発。米英軍がイエメンのフーシ派軍事拠点に対する空爆に踏み切ったことで中東情勢がさらに緊張するとの見方が広がり、金への逃避需要が強まった。
  また、米PPI統計発表後の利下げ観測の高まりも金相場には支援材料。金価格は通常は金利と逆相関の関係にあり、金利が低下すると上昇する傾向にある。
  金スポット価格は一時1.6%上昇し、日中ベースで1カ月ぶりの大幅高となった。
  MKS・PAMPの金属戦略責任者、ニッキー・シールズ氏は「金価格は緊張の高まりに反応している。欧米が徐々に中東紛争に巻き込まれつつあることが明確に示されている」と語った。
  ニューヨーク商品取引所の金先物2月限は前日比32.4ドル(1.6%)高の1オンス=2051.60ドルで終了した。




米国株式市場=ほぼ変わらず、強弱混合の銀行決算とPPI下落で
2024年1月13日午前 7:33 GMT ロイター編集
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場はほぼ変わらず。米卸売物価指数(PPI)の予想外の下落を受け、米利下げ期待が強まる半面、銀行の決算が強弱入り混じる内容となったことで、相場は上下に振れる展開となった。
2023年12月のPPIは前月比0.1%下落と、市場予想(0.1%上昇)に反し下落した。財(モノ)の価格が下落する一方、サービスの価格は変わらずだった。 もっと見る
CMEのフェドウォッチによると、米連邦準備理事会(FRB)が3月に少なくとも0.25%ポイントの利下げを実施する確率は79.5%と、前日の73.2%から上昇した。
シンプリファイ・アセット・マネジメントのチーフストラテジスト、マイケル・グリーン氏は、前日発表された米消費者物価指数(CPI)がインフレ加速を示唆した半面、「PPIは幾分異なる状況を示した」とし、「FRBが制約されることなく明確に利下げを決定できる可能性が高まった」と述べた。
週間では、主要株価3指数はそろって上昇し、ダウ工業株30種(.DJI)は0.34%高、S&P500種(.SPX)は1.84%高、ナスダック総合(.IXIC)は3.09%高。S&Pは昨年12月中旬以来、ナスダックは11月初旬以来の大幅な上昇率となった。
この日は米金融大手が軒並み昨年第4・四半期の決算を発表した。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)(BAC.N)は1.06%安。四半期決算では、37億ドルの一時的な費用計上が響き、大幅減益となった。 もっと見る
米大手銀行ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)(WFC.N)も3.34%安。24年通期の純金利収入(NII)が前年比7─9%減少する可能性があると警告した。 もっと見る
一方、シティグループ(C.N)は1.04%高。第4・四半期は18億ドルの赤字となったものの、組織再編の一環で、今後2年間で2万人を削減すると発表したことが材料視された。 もっと見る
JPモルガン・チェース(JPM.N)は0.73%安。四半期決算は減益となったものの、年間では過去最高利益を達成した。 もっと見る
S&P銀行株指数(.SPXBK)は最大1.7%下落した後、下げ幅を縮小し1.26%安で終了した。
電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O)は3.67%安。中国での新モデルの一部値下げと、紅海の物流混乱に伴う部品不足で、独ベルリン近郊の工場で2週間、自動車生産の大半を停止すると発表したことが売り材料となった。 もっと見る
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.4対1の比率で上回った。ナスダックでは1.1対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は105億7000万株。直近20営業日の平均は120億6000万株。










蝉川泰果が日本勢トップ14位で決勝へ 松山英樹は薄氷の予選通過
「ソニー・オープン・イン・ハワイ」の第2ラウンドが終了した。
2024年1月13日 13時26分  ALBA Net編集部
PGA
Round 2
順位 Sc PLAYER
1 -9 ヤン・イェチュン
1 -9 オースティン・エックロート
1 -9 アン・ビョンハン
4 -8 キャメロン・デービス
4 -8 スティーブン・ジェイガー
4 -8 キース・ミッチェル
4 -8 クリス・カーク
4 -8 ベン・グリフィン
4 -8 カート・キタヤマ
4 -8 グレイソン・マレー
<ソニー・オープン・イン・ハワイ 2日目◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
米国男子ツアーの第2ラウンドが終了した。蝉川泰果が7バーディ・2ボギーの「65」をマーク。日本勢トップのトータル7アンダー・14位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。
トータル4アンダー・38位タイの桂川有人、トータル3アンダー・55位タイの久常涼も決勝進出。2022年大会覇者の松山英樹は最終18番でバーディを奪い、カットライン上のトータル2アンダー・65位タイで予選を通過した。
平田憲聖はトータル1アンダー・83位タイでカットラインに1打届かず。金谷拓実はトータルイーブンパー・99位タイ、岩崎亜久竜はトータル3オーバー・124位タイ、中野麟太朗(早大2年)はトータル4オーバー・130位タイで予選落ちを喫した。
トータル9アンダー・首位にはオースティン・エックロート(米国)、アン・ビョンハン(韓国)、ヤン・イェチュン(中国)が並んだ。




弱った心臓そのものを元気にする「心臓リハビリ」 「いきいきウォーキング」で死亡率を下げる
15:02 配信 東洋経済オンライン
 寒い時期には、心臓に大きな負担がかかるといわれています。周囲の温度差によって血圧が急激に変動して、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが高まるというものです。
 適度な運動や充分な睡眠を心がけることが、心臓病の予防につながることはよく知られていますが、「弱った心臓そのものを元気にするメソッドがある」と言うのは、東北大学名誉教授で医師の上月正博氏。上月氏の著書『弱った心臓を元気にする方法』より、長生きに有効な心臓リハビリメソッドを一部抜粋・再構成してお届けします。
■世界基準の医療技術評価で“最高ランク”の信頼
 かつて、心臓病といえば「安静第一」が原則でした。心筋梗塞になって内科・外科治療を受けたら安静にしている――これが定説だったのです。ところが、その後の研究によって、この理論は完全に否定されました。心臓病になってじっと安静にしていると、身体の回復やその後の良好な健康維持を妨げてしまうことが判明したのです。むしろ、入院中から適切な負荷をかけた運動を行うことで、身体の回復や予後もよくなり、病気の再発も防ぐことができる。これが今の医学界では揺るぎない事実として推奨されています。
 1994年、東北大学病院に全国初の「内部障害リハビリテーション科」が設けられました。そこで内部障害リハビリのひとつとして生まれたプログラムを応用したものが、心臓病からの回復、そして再発防止を目的とした心臓リハビリの運動療法です。ここで「心臓リハビリが効果的だ」という具体的なエビデンスをすべて紹介すると、一冊の本では書ききれなくなってしまうので、代表的なものをいくつかピックアップしましょう。
 まず、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)の患者さんが心臓リハビリを行うと、行わなかった場合に比べて、その後の心血管病による死亡率は26%低下し、再び入院するリスクが18%低下することがわかっています。そして、あらゆる入院が25%減少し、心不全による入院が39%減少することも証明されています。心臓リハビリを行うことで血管が広がり、体の隅々まで血液が行き届くようになります。血の巡りがスムーズになるので、結果として心臓の負担が軽くなり、失われた活力が戻ってくるのです。
 また、医療界では、すべての病気において「どのような治療(医療技術)を行うのがいいか」を、4つの視点からランクづけしています。4つの視点とは「推奨クラス分類」「エビデンスレベル」「Minds推奨グレード」「Mindsエビデンス分類」というものです。それぞれ3~7段階の指標があり、このうち「I」および「A」が最高ランクに位置づけられています。
 心臓リハビリは、急性冠症候群(狭心症や心筋梗塞)、慢性心不全、心臓手術後、末梢動脈疾患、心臓移植後といった数多くの心臓病において「IAAI」という最高級の評価が与えられているのです。
■まずは今の健康状態を知ろう
 心臓リハビリを始める前に、注意していただきたいことがあります。それは、自分の健康状態を知ることです。心臓の状態がよくない人は、心臓リハビリメソッドを行ってはいけません。下の項目でセルフチェックしてみましょう。
◆心臓リハビリメソッドに取り組んではいけない人
・不安定狭心症や高度大動脈弁狭窄症、左室流出路狭窄の人
・急性心筋梗塞や急性心内膜炎、急性心筋炎、急性大動脈解離などを発症したばかりの人
・心不全の病状が不安定あるいは足のむくみ(浮腫)が強い人
・重篤あるいは病状が不安定な高血圧症、糖尿病、不整脈などの合併症がある人(空腹時の血糖が250mg/dℓ以上、最大血圧が180mmHg以上あるいは最小血圧が100mmHg以上)
・医師より運動を止められている人
 心臓リハビリメソッドは、もともと心不全の患者さんでも安全にできる運動です。ただし、「急性期」にあたる場合は、医師や看護師、理学療法士などの監視下で、病気の回復程度や心臓の状態を随時チェックしながら行われています。早急に治療を行わなければならないほど心臓の状態がよくない人は、取り組んではいけません。さらに、空腹時の血糖が250mg╱dℓ以上の高血糖である人は、まずは血糖を下げる治療に専念してください。
 また、最大血圧が180mm以上、あるいは最小血圧が100mm以上ある人も、優先するのは血圧を下げる治療です。その他、かかりつけの医師がいる場合は、どのくらいの運動をしてよいのか、またはどんな治療を優先するべきかなどの指示を仰ぎましょう。
 心臓リハビリの運動療法は、他の症状で行うトレーニングのようにきつければきついほど効果を得られるといったものではありません。たとえば「呼吸リハビリ」では、少し強い負荷をかけ、息切れするくらいの運動を指導されます。しかし、心臓リハビリでは、息切れするというのは危険信号となります。運動の負荷は、息切れする手前の段階で止めなければいけません。ここが、他のトレーニングとの大きな違いといえるでしょう。
 他には、脈拍にも注意を払う必要があります。呼吸リハビリでは脈拍の制限はありませんが、心臓リハビリに関しては、安静時のプラス30、β遮断薬を使用している場合はプラス20くらいが上限となるように調整して行ってください。脈拍数と心拍数は不整脈がない限り同じ数値になりますので、脈拍を知ることで心拍の状態も知ることができます。
心拍数の正しい測り方
❶まずは安静時の脈拍数を知る
❷同じ強さの運動を3分以上した直後に15秒間の脈拍数を測定
❸②の数値を4倍にする
❹安静時と比較して上限内に収まるよう調整
例:安静時の脈拍数が80ならば、上限は110(β遮断薬服用時100)
 ただ単に運動するのではなく、自分で心拍数をモニタリングすることが大切です。
■「いきいきウォーキング」で死亡率を下げる
 続いて、具体的な心臓リハビリのメソッドを紹介していきます。心臓リハビリでなによりも大切なことは「有酸素運動」です。有酸素運動といっても、いろいろなものがありますが、ベストなのは「ウォーキング」。心臓リハビリにおいて、歩くことに勝る有酸素運動は存在しません。
 「そんなことで寿命が延びるわけがないじゃないか!」。おそらく多くの人が、こう思ったのではないでしょうか。「私は通勤や仕事でたくさん歩いているし、それで充分なのでは?」。こう疑問に思う人もいるでしょう。確かに、歩数はそれなりに稼いでいるかもしれません。しかし、歩数だけでは心臓リハビリに有効なウォーキングとはなっていないのが実情なのです。大切なのは、歩くことを「中程度」の強度で行うことです。毎日30分、あるいは1週間の合計で150~180分以上の有酸素運動を、「中強度」で行うことが必要だとされています。
■日常の歩行の「強度」を引き上げればOK
 みなさんは、仕事や家事などを通して、日常的にある程度の歩数を確保しています。しかし、そのほとんどが「低強度」なのです。うつむき加減で歩いたり、誰かとおしゃべりしながら歩いたりするのでは運動強度が低く、心臓リハビリメソッドにおいては有効な有酸素運動とはなり得ません。とはいえ、強度の高いウォーキングを毎日やろうとしても、なかなかやり続けられないのものです。そこで、2つのワザを授けましょう。
 まず、毎日30分(あるいは1週間の合計で150~180分)ウォーキングといいましたが、これは新たに歩く時間を作るのではなく、日常の歩行の強度を中程度に引き上げればいいのです。いままでダラダラ歩いていたところを、次に説明する「いきいきウォーキング」に置き換えればOKです。
 そして次のワザは、「ちょこっとウォーキング」です。中強度のウォーキングは、30分連続で続ける必要はありません。「ちょこっとウォーキング」として、5分、10分と小分けにしてもいいので、1日の合計で30分になるようにしていきましょう。
 個人差はかなり大きいのですが、30分で歩く歩数は3000歩くらい。一般的に、人は1日に6000歩程度は歩いているので、その半分を「いきいきウォーキング」に置き換えられれば、新たなウォーキングを加えなくても、充分に心臓リハビリに有効な有酸素運動が確保できることになります。





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Last updated  2024.01.13 18:35:38
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