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『影踏み』
Amazonより 警察小説の名手横山秀夫氏の短編集ですが、主人公が凄腕の泥棒(といっても怪盗とかの類ではなく、リアルなコソ泥)で、犯罪者側の視点から描かれています。 この主人公がハードボイルド(笑)で、自分の信念のために謎を解くミステリーになっています。 その謎自体は小さなものだったりもするのですが、短編集だからという端折った感じはなく、しっかりと本格ミステリーの手法で描かれています。 言ってしまえば、証拠は全て開示されていて、主人公より先に気付けるかという、フェアな小説なのです。 その上、登場人物は少ないものの、しっかりキャラクターが立っているので、短編なのに1話ずつの読後感が充実しています。 『影踏み』は是非とも1クールの連続ドラマにしてもらいたい小説です。 皆さんに全ての良きことが雪崩のごとくおきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 28, 2019 11:16:49 PM
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