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『機捜235』
Amazonより 今野敏氏の新シリーズ、 氏得意の警察ものです。 つい最近テレビで同じタイトルのドラマをやってて、原作が今野氏だったので、そんな本が出てるのか!?とAmazonで検索して手に入れました。 この本を読むまで機捜という組織をよく知りませんでした。 実際、ドラマや小説で主人公になったことって無いんじゃないでしょうか? もちろん、ドラマや小説で事件現場にいち早く駆けつけ、初動捜査をしている機動捜査隊という部署があるというのは知っていましたが、それが具体的にどんな部署なのか、初動捜査以外に何をしているのか全く知りませんでした。 事件の端緒に触れるのですから、ある程度ベテランというか、能力のある人が所属しているのかと思いきや、刑事志望の若手警察官が登竜門として実績を上げる場所なんですね。 もちろん、そんなだから、所轄、本庁とも、捜査一課の捜査員からしたら、使い走りというか目下の存在。 そんな機捜に見当たり捜査と呼ばれる捜査手法の達人のベテラン捜査員が配属されて、事件を解決していくのですが、機捜と見当たり捜査を組み合わせた今野さんのアイデアは素晴らしい。 短編集なので、さらっと読めるのも、基本的に初動捜査とウチコミの応援にしか参加しない機捜にぴったり。 『機捜235』は、警察小説の新しいジャンルを作ったとも言える秀作だと思います。 皆さんに全ての良きことが雪崩のごとくおきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 22, 2022 06:13:22 PM
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