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この季節を ひとことで表わすならば 「ウズウズ」なんだろうな。
新芽が硬い殻を 突き破るような 何かに衝突しながらも 新しい何かを始めようとする 繊細だけど力強いエナジー。 最近、これまで居心地の良かった いろんな環境が なぜか窮屈に うとましく思えるような出来事が多くなった。 振り返れば、これまでも人生の節目節目で、そんなことがあった。 なんだかすごく気に入って筈なのに そこに居るのが無性に嫌になり 「くそっ!」と思いながら 家を出たり、故郷を後にしたり、職場をやめたり・・・。 そんな出来事は、今も「苦い想い出」として心に残っているけれど それは、いつも新しい道へと僕を連れ出してくれた。 ・・・・・・・・ キタキツネのお母さんは、巣立ちの準備の出来た子ギツネに わざと嫌がらせをして 巣を追い出すのだという。 母に追われて、戸惑い、悲しそうにしながらも 子ギツネは 住み慣れた巣から旅立ち やがて一人前のキツネとして成長していくのだと。 僕もまた、そんな時を迎えているのかなと ワクワクしたり けれどまだ、そこを飛び出すのが不安だったり・・・。 そんな ウズウズ モジモジした 春。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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