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カテゴリ:経営
人間には反射的に反応してしまう一次感情と少し時間が経った時に発生する二次感情があります。
人間ですから一次感情をコントロールすることは簡単ではありませんし、逆にコントロールする必要がないと思います。 一次感情をコントロールするということは、感情をなくすということと同じことだと考えますので、それは人としての感情表現を拒否するということで、人間らしさと対極になります。 私自身も一次感情では様々な感情が湧き上がってきます。 歓喜のような爆発する喜び、瞬間湯沸かし器のような激怒は抑えようがありませんし、抑えようとも思っていません。 しかし、大切なのは自分でコントロール可能な二次感情だと考えています。 アンガーマネジメントという怒りをコントロールする手法がありますが、怒りの感情が出た際に6秒間の間を置くことで感情をコントロールしようというものです。 一次感情で沸き起こった怒りを、6秒間で抑えようとするものですが、私が目指すのは瞬間的に一次感情を処理することです。 一次感情を一瞬で処理することには、ある程度の鍛錬が必要だと考えています。 私の場合、ある呪文を唱えるようにしているのですが、その呪文が「全ての因は我に在り」というものです。 怒りの一次感情が出た時に、一瞬で「全ての因は我に在り」と考えることで、二次感情から怒りはスッと消えることになります。 最初はなかなか出来なくても、繰り返していくことで徐々に出来るようになっていきました。 人間は2つのことを同時に考えることが出来ない、と言われるように2つの感情を同時に持つことは出来ません。 人間の感情は極端に言えば、「快」か「不快」かの2つしかありません。 怒りの感情は明らかに「不快」な感情ですが、これを「全ての因は我に在り」という呪文で、一瞬にして「快」の感情に変えるのです。 心の矢印が他人や社会など自分の外に向かう時は、逃げていくような感情になり、言い訳が出たり、不快な感情を持つことになります。 矢印を自分の心に向けるようにすれば、言い訳は出ず、対策しか出ないようになります。 一瞬にして、「全ての因は我に在り」の感情を持つことで、対策しか考えないようになります。 対策を考えることは、明るい未来を考えることですから「快」な感情になります。 一瞬にして、この「快」の感情を手に入れることで、前向きな二次感情を持ち続けることが出来ます。 このように二次感情を意識して、コントロールすることで、物事が思い通りに進むことになります。 二次感情を意識するためにも、実は「一次感情」をしっかりと認めることが大切な第一歩となります。 一次感情を認め、二次感情を意識する!と徹底していきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年04月22日 23時59分06秒
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