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VUCAの時代と言われていますが、このVUCAとは、V=Volatility(ボラティリティ:変動性)、U=Uncertainty(アンサートゥンティ:不確実性)、C=Complexity(コムプレクシティ:複雑性)、A=Ambiguity(アムビギュイティ:曖昧性)の頭文字を並べたもので、不確実性が高く将来の予測が困難な時代だという意味合いで使われています。
皆さんも実感があると思いますが、これまで通用していたものが通用しなくなったり、予測が難しくなることで決定が遅れたり、選択肢が多すぎて決められなかったりということが多くなってきました。 逆にVUCAの時代に必要とされるのが、曖昧な情報からだけでも意思決定する力だと考えています。 その意思決定をするために、必要なものがVUCAを受け入れる力、そして不必要なものが固定概念や既成事実です。 特に固定概念は、常識がどんどん変わる中で、それを根拠に意思決定していると間違いのもとになってしまうので、邪魔にしかならないと考えています。 最近の業界あるあるで言うと、デザイナーが使うパソコンはMacという常識がありました。 illustratorやPhotoshopのようなソフトを使うには、Macでなければならないという固定概念が業界で当たり前でした。 広告業界の営業マンの多くもMacノートを持っているのが普通という固定概念がありました。 Windowsマシンだと文字化けが起こるとか、操作が全然違うから時間がかかってしまうという理由も重ねられ、仕方ないという空気感が充満していました。 しかし最近は、Windowsパソコンの方が処理速度が速いとか、スペックを比較すると割安であるとかいう理由で、そのような固定概念が崩れてきているのです。 経営から見ると、コストダウンになって、処理速度も上がるなら検討しない手はありません。 しかし、デザイナー=Macという固定概念が邪魔してしまうと、その検討すら出来ないということになってしまいます。 このように新しい情報や状況がどんどん生まれてきますので、固定概念を捨てて考えることが必要になるのです。 知らず知らずのうちに付いてしまうものもありますし、自分では正しいと思って判断してしまうものもあるので、固定概念には注意していきたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年07月28日 21時53分38秒
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