カテゴリ:雑感
しばらく前のこと、新聞の社説に「疾風に勁草を知る」という言葉が使われていた。 後漢書に出てくる言葉らしいが、寡聞にして知らなかった。 「強い風が吹いて初めて強い草かどうかがわかる。」という意味だそうな。 「勁草」には、節操や思想が堅固な人という意味もあるそうだ。 逆境や苦難にあって、初めてその人の強さがわかるということだろう。 逆境にある人は、その強さを天に試されているのだ。 その人が乗り越えられない試練を神は決して与えない、という言葉も聞いたことがある。 どんなに苛酷であったとしても、与えられた試練は必ず乗り越えられる、ということだ。 この世に無駄なことは何一つないのだと思う。 すべては学びの種である。 この生に別れを告げる時、私はどれだけの宝物を持って向こうの世界に旅立てるだろうか。 そういえば今日は春分だ。 占星術的に言えば新年が始まる日。 残念ながらお天気は悪いけど。 行く春や 重たき琵琶の抱きごころ 春になると、「願わくは花の下にて春死なむ・・・」という西行の詩と、蕪村のこの句を思い出す。 22日の満月も近い。 季節的にはまだ少し早いが、春愁を感じる今日この頃である。 ********************************************** 新規開拓営業支援Navi お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.20 17:45:49
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