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2007/04/08
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カテゴリ:ミュージック
「中川耀のジャズダイアリー」はとっても読み易いが、印象深

い言葉が煌めいているジャズミュージシャンとの出会いの記録

が綴られた本であった。

JAZZが勢いを持っていた頃だからかなり前の頃だけど、その頃

有名になっていたミュージシャンは夫々人間として豊かな中身

を人生から汲み出してきていた。そのなかで私が大好きなJACO.

PASTORIUSについて書いている「ワシントン.スクエアの聖者」は

JACOが亡くなる2年ほど前に会ったときの様子が書かれている。


1951年生まれのこのエレクトリックベースの革命児は超絶

プレイと音の独創性+ステージ上での華麗な演奏しながらのステップ

で魅了し、でウェザーリポートに参加した最初から絶賛されていた。


その彼が酒とドラッグのせいで、ホームレスの生活を送っている時に

NYの公園で再会した時のことをこう書いている。(以下引用です。)


でも今の彼はパフォーマーというより、まるで聖職者だった。

ホームレスの聖職者などというと不謹慎なようだけど、イエスだっ

て、アッシジのフランチェスコだって、このような姿で村や町を歩

いたはずだった。

、、、


「自分が知っている世界だけが、存在すると思っちゃいけないよ。

ぼくらには知らないことが山ほどあるんだ。人間に知覚できなく

ても、宇宙にはたくさんの生命体がいるし、それがどんな形をし

ているか、それとも形をもたない意識そのものなのかといったこ

とが、いずれ判る日がくるよ。ぼくは天上の世界で、天使たちが

奏でる音楽を聴いたことがあるんだ。きれいだったなあ」


「音楽家たちは意識していなくてもその音楽をどこかで、夢のな

かとかで聴いて、ある日それを譜面に書き留める。そして自分が

創ったと思い込む。本当は天から降ってきた音を、受けとめただ

けなのに。でも受けとめることができるからこそ、ミュージシャン

はこの地上で大きな使命をもっているんだ」




別れたあとホームレスの人達に1枚づつもらったお金を渡しているJACO

を光をまとっているようだったと書くYOHはやさしくて、知らないうち

に読みながら涙していた。人としてのJACOのことを初めて読んだよ~。


中川耀さんありがとう! JACOのPLAYはこちらのYouTubeから聞けます。


ウェザーリポートに参加当時のJACO

JACOのSOLO PLAY








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最終更新日  2007/04/08 09:16:25 PM
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