自転車買いました
中古自転車買ったぜ!駆けるぜ!走るぜ!でもどこ行こう。 そんな訳で、暇と好天と季節の花に後押しされて花見に行くことにした。一人で。 花見といえば桜。桜で思いついたのが大岡川だった。よっしゃ、レツゴー。 ---------- 大岡川は横浜市の丁度真ん中を流れる川だ。JRで言えば、桜木町と関内の間に流れる川だ。 古くはこの川の流域を埋め立てて、今の関内などの市街地を造ったらしく、戦後もこの川の近辺・野毛あたりの闇市から復興していったという話。この川が横浜の原点なのかもしれない。 川に沿って走る京急線。この川を遡(さかのぼ)って行けば、上大岡まで着くのか?とふと思い、目的地を決めた。 とりあえずは、大岡川の下流に向かって走る!走る! ---------- 関内は桜色に染まっていた。大岡川沿いに桜祭りをやっているらしく、桜の枝を屋根に香具師が軒を連ねていた。どぶ川の周りには美味そうな匂いが立ち込めていた。 桜が川の中心に向かって枝を伸ばす。そろそろ水面に枝先が触れようかという樹もちらほら見える。 満開になりたてなので、桜吹雪はまだ弱かった。花筏もまばらだ。 桜の季節のこの川、「私立探偵濱マイク」の2作目を思い出しつつ川を遡る。 黄金町も通るが、流石に横浜日劇には寄らない。映画を観るほどの金は無い。 ---------- 長い。とにかく長い。川だから当たり前の長さなのだが、桜並木も併せて長い。 「どこらへんで桜が無くなるかな~」と思いつつ走っていたのだが、これまた長々と続く続く。いい加減、見飽きてきた。 京急線の高架が見えなくなっても、川沿いを進む。進む。 しばらくすると、何やらアーケードが見えてきた。弘明寺の商店街らしい。 地下鉄と京急の駅に挟まれた商店街。桜の名所だったらしく、非常に賑わっていた。地元にも見せてやりたい活況。妙蓮寺にも桜を植えるしかないな。 弘明寺を越えると、途端に川沿いに桜が見えなくなりちょっと驚く。ここまではっきり分かれるとはねぇ。 上大岡に到着してジアスにてしばし遊ぶ。そして何時間もかけて帰る。 疲れたといえば疲れたし、楽しかった。帰りには夜桜が観られたのが何よりいとをかし。 今度はどこに行こうかな。自転車で。