団塊定年日記

　昨年６月１０日に母が亡くなり、遺品を整理していたら、手帳が見つかった。母の生きた証しになると思いブログに掲載した。見知らぬ人に、母の想いの少しでも伝わればと思っている。手帳を読んで見て、親孝行らしいことは何もしていなかった。母には甘えっぱなしであったことが、今になり悔やまれる。
　唯一の救いは、孫からもらった手紙など孫に対する想いが強かったことが随所に出てくること、孫を通じて幸せを感じているようで、少しは救われた気分になった。

　米国ニューメキシコ州サンタフェに住む叔父に母の死を連絡したとき、下記のようなカードをもらった。
　　　　　　　『あなたからの手紙と写真昨日受け取りました。
　　　　　　　　あなたのお母様もアッという間に亡くなり
　　　　　　　　すっかりさみしく　なりました。
　　　　　　　　信念とプライドを持って強く生きた人だったと
　　　　　　　　思います。
　　　　　　　　この写真は先回日本に帰国した折に兄弟皆で
　　　　　　　　食事をした時のものです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１３年６月２３日』
　　　　　　　　
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　幸福とは　自らの生き方の　中にある　
　七情（喜　怒　憂　思　悲　恐　驚）
　自信を失うと　自分がなくなってしまう
　人間の心は　一生かかって　開発していく
　誰でも　暗いものより　明るいものに　惹かれる
　化粧をきちんとして　洋服も明るめのものを　着ると気分がよくなる
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　・肌寒や　貝にぎやかに　蜆汁（よみ人知らず）
　・平凡な　日々のある日の　きのこ飯
　・明日ありと　思う心の　あだ桜（よみ人知らず）
　・夜半に　嵐の吹かぬ　ものかは
　・立春や　ダイダイ鮮やか　キンセンカ
　・ひたすらに　丈夫を祈る　初詣
　・散歩して　草餅買って　午後の楽しみ
　・何事も　なくて幸せ　秋の夕暮れ
　・日々願う　迷惑かけずに　ポックリと
　・庭に立つ　そよ風うけて　小ちゃな　しあわせ
　・どこからか　金木犀の香りして　パット華やぐ　秋の夕暮
　・花吹雪　よりくる鳩に　豆をまく
　・花咲けど　なぜか寂しき　こぞの春
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　魂の傷は自らなおす

　
　かたよらない心
　こだわらない心
　とらわれない心

　いろいろなことで　苦しむ　今の私は

　喜びは　思うだけでなく　言葉にすると
　さらに大きく　拡がる　
　言葉は　伝染するのである

　足し算の人生（後悔しない　前のことは忘れる）

　自己実現は　生涯を通じてのもの

　心のやすらぎ以上の　幸福などない

　徳をつみ　心静かな　人になる

　明るく　陽気に　つつましく
　
　小さな　喜びを　大切にすることが　
　明るい　ゆとりのある　人生を　
　送ることになる

　人間が失いつつある　一所懸命の　正直さで
　咲いてる花が　大好きである

　すばらしい感動は　自分が生きる　最高の　財産になる

　自分を見つめ　自分に問いかけ　何が一番自分を
　ごまかさない　生き方なのか　考える

　心の痛みに　負けない自分をつくる

　何よりも　己に対して　正直であれ

　苦しみは逃げるほど　追いかけてくる

　人生は最後まで　自分の人格の向上という　課題が続く

　素直な　しなやかな人から　慕われる　魅力のある人間に　なりたい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（了）