ソウル生活〜

元同僚から、「熱が出ていて、死にたい気分だ」


と、電話があったので


おかゆを買ってお見舞いに行くことにした。



ちょうど時間は夕方の六時。


おかゆ屋さんにお客は一組だけ。


他は、男一人がお持ち帰り用を待っているだけ。



おかゆさんなんだが、焼き魚、普通のご飯をテーブルに並べて忙しそうな店。？？



そして、お店の人、4人がテーブルを囲んで食事を始めた。



　　え、え、え、私の注文したおかゆは誰が作ってくれるの？？


　　それに、お持ち帰り用の紙袋が10個近く並んでいるのに、

　　
　　誰が作るんじゃい


　　病人と子供が待ってるんだよ！！


　　おかゆ、早く作ってくれ～～～～～





よくよく見たら、厨房に一人だけ残り、おかゆは作っている模様。

そして、レジにも一人だけは残っている。



　　働いているのが二人で、四人が晩御飯ですか？？？？

　　私のおかゆ！！おかゆ！！！

　　早く作ってくれ～～～



と、心の中で毒づいていたら


中年夫婦のお客さんが来た。




　　あら～～～食事中なのね～～


　　食事時間に、ちょうど来て悪いわね～～


　　ゆっくり食事して～～～


　　


と、アジュンマが声をかけているのを聞いて　



食堂に行っても、相手が食事をしてたら、相手の食事をいたわるやさしい心が必要なんですね～～


　　自分のおかゆ！！おかゆ！！！




と自分のことばかり心配している了見の狭い私。



あら、タイトルは日本人と韓国人の差


じゃなくて、


　　了見のせまい私と、心のひろいアジュンマ


の方が、いいかも。





　

韓国では、

　犬がご飯食べてるときにも、邪魔はしない


と言うので、ご飯食べてるときは

本当に、大切に見守ってあげるんですね～～