ソウル生活〜

元同僚が山登りに行こうというので、マイナス4度の寒い中、行ってきた。
先週は、氷点下の気温はなかったのに、今週は寒いぞ。

景福宮の裏にある仁王山という標高350メートルくらいの山なので、普段はいている靴にスカートという
カフェに行くような恰好で行った。


ら、同僚は登山靴を履き、山頂で食べるためのキンパップを朝早く起きて準備し
山登りの正しいスタイルで来ていた。



散歩コースのような山だと、勝手に思い、カフェへ行くスタイルで何も考えずにやってきたんだが
同僚の登山靴を見て、ちょっと動揺



今日は、山の尾根伝いに左から右へと歩く予定。

散歩コースとも書いてあるので安心安心。



コースに入るとすぐに、韓国神話の檀君の記念館のようなものがあった。
もちろん、興味ないのでそのまま通り過ぎる。



少し登ると暑くて暑くて、コートを脱いでソウルの街を見下ろした。


靄がかかっているようできれいに見えない。
ソウルタワーはもっと近くに見えてもいいのになぁ。



でも、反対方向の山の空はこんなにきれい。
城壁のような壁に沿って、山道があり、
年寄りコースと、岩が上から落ちてくるコース（道標に落石の絵が書いてある）と
二つのコースに分かれているところがたくさんあった。

上の写真の右側に少し見えている建物には、
軍人（本物の軍人ではなく、兵役での軍人）がいて、
パチパチ写真を撮っている私を、注意しようか、どうか、迷っていたらしい。
日本語でしゃべっているので、注意する言語にも悩んだかも。


青瓦台があるので、写真を撮ってはいけない方向があるんですね。
途中に、写真を撮ってはいけないと明確にしている場所もあった。


途中に、こんな若い義務軍人さんたちがたくさんいたんだが、

日本語で話している私たちに、わざわざかけ寄ってきて


　コンニチハ～～～


と、笑顔100％で話しかけた男の子もいた。



元同僚が言うには、こんな義務兵役をやっている子たちは、
親がお金持ちとか、政治家とか、力を持っている親だそうで、
同僚も自分の子供には、こんな兵役をさせたいんだが、
無理だ～～～とぼやいていた。



それで、私が


　ちゃんと、軍隊へ行ってなかったら、後で苛められ、一生悪口を言われるんじゃないですか？

　いつも、●●が悪口言ってるよ～



と、言ったら



　それは、昔の話ですよ～～～

　今は、そんなことないですよ～～～


と、私が思っている韓国は、もう古いんだそうな。






そろそろ頂上か？


と思っていたら、岩山が出てきて、道が無くなった。



ロープを持って挑戦したが、

怖いと言って諦めて降りてきた。



実は、横に、年寄りコースがあったらしいんだが、
おしゃべりに夢中になっていて、岩が上から落ちてきてもしらないよ！の危険コースを歩いていたらしい。


茂みの中をくぐり年寄りコースへ戻り、無事に山頂へ行き
キンパップを食べた。



山頂は、年寄りであふれてましたね。


そして、山の中、あちこちでお弁当をひろげてた。こわい岩の上にもたくさんいた。



歩いていたら暑いんだが、お弁当を食べていたら
寒くて寒くて、手袋をしている手がかじかんできた。



下りは早くて、あっという間に降りてきた。


降りたところに、立派な韓屋の図書館が。



私たちは、偶然２階に着いたんだが、２階は子供たちが勉強できる閲覧室になっていて
一階が図書館らしい。




でも、ここは景福宮の裏の交通の不便なところで、
恐ろしく高そうなマンションや、大金持ちの人たちの一戸建ての建物があるだけ。

一般庶民の子供が一人で図書館に通える場所じゃない。



なんで、こんなところに図書館を税金で作ったんだ！！

と、ぼやきながら超高い戸建てのお宅を外側の塀から眺めながら

庶民は歩いて地下鉄へ。