ソウル生活〜

楽天日記にも、何回か登場したことのあるソさんという女の子から久しぶりに電話があった。

ソさんは、日本語を大学で専攻し、日本語教員免許も取得しているのだが、
任用試験に合格できず、期間生と呼ばれる非常勤で教えたり、放課後クラスで日本語を教えたりしていた。

韓国の任用試験と呼ばれる教員採用試験は、採用する人数だけ選ぶのだが、
日本語は最近、中学、高校で教えるところが少なくなったので、
新しく教員を採用する必要がないので、任用試験がほとんど行われなくなった。
去年だったか、おととしだったか、久しぶりにあるにはあったが。

ソさんは、任用試験で２次までは合格できてた。あと、一歩のところだったので、
日本語教員試験をあきられきれなかった。

でも、そんなソさんも、ついに日本語教員は諦めて公務員試験を受けようと思ったらしい。

OLを辞めて、公務員試験の勉強を10年以上前に一度したことがあったので、
とりあえず、練習のために受けてみたら合格してしまい、今は、市役所で働いているらしい。


地方公務員でも合格するのは難しいでしょう？

それに、ソさんはもう女の子ではなく、立派なアジュンマ。

結婚して、小学生の子供もいる。


　ほし：いくつになったっけ？


　ソさん：せんせ～、私、40歳です。



　ほし：うげぇ～～、40歳！！
　　　　40歳で、公務員試験をまた勉強しなおして合格できるなんて、偉いねえ～すごいね～～



大学生だったソさんは、OLになり、修士をとり、結婚し、中学、高校で日本語を教え、40歳で公務員。


諦めない人は、いつも何かにチャレンジするんですね。


と、ソさんから元気な話を聞いた直後、

大学院の同期から、ショックな話を聞かされて、気分がめいってしまった。