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たまにだが、生徒から、○○について調べてほしい、といわれることがある。
基本的にこの手の話は、すべて断っている 端的に言えば、本人のためにならないからだ。 頼む根底には、自分ではどう調べたらいいかわからない、だから塾長に頼んでしまおうとなる。 ここで、どう調べたらいいか聞いてくるのなら、いくらでも一緒に考えてあげる しかしなかには、丸投げに近い子もいる。 頼ってくれるのはうれしいが、こういうのは断固断る。 だいたいそういう子に限って、依頼に具体性がない たとえば、アメリカについて調べて とか言ってくる。 アメリカの何を調べるのかわからなければ、なにもしようがない。 少し問いただすと、家について とか言い出す。 じゃあ、家の何か? 歴史なのか? 特徴なのか? たぶんその辺はあまり考えていない 学校で宿題で出たからやらないと、と言う認識しかない。 何を調べるか? 学校で教わっているのかもしれないが・・・ 彼らは、ネットで調べればいいんだから と軽く考えているのかもしれない ならばネットで調べてみればいいのだ 簡単そうでいても、それなりのテクニックがいる。 さらに情報の精度は落ちる。 玉石混淆の中で選び取るのは、別な意味でのスキルが必要だ。 さらには、ネットだとコピペをしてしまう ろくに読まずに、該当するであろう部分を貼り付けて終わり。 材料を集めて検討して、取捨選択をして、自分の頭でまとめる作業がほとんどスルーされる。 調べるという作業の一番大事なのは、本に書かれていることをそのまま写して出すことではない。 自分の頭で考え、まとめることだ。 内容の正しさはその次のことだ。 考えるのはしんどい 頭を使うのはしんどい でも使わなければダメである 使わないと、わかりやすさに流れてしまう。 わかりやすさに流れると言うことは、誰かにコントロールされてしまうと言うことである。 その先に何が待っているのか? ちょっと考えてほしい。 善意だけだと思ったら大間違いである。 本来はしんどいことの先に、本当の喜びが待っているはずなのだが、こういう正論を吐く人は少なくなったと思う。 話がそれたが、子供たちの調べ物学習の王道は、図書館や博物館などに行くことである。 そして係の人に、「○○について調べたいので何か資料がありますか?」と聞くことである。丁寧な人だと、いろいろ質問してきて、子供たちが求めていることを実に的確に探り出してくれるものだよ そのくらいの手間を惜しんではいけない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.23 15:41:14
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