初恋の日
日本記念日協会によると今日10月30日は「初恋の日」。【記念日協会のウェブサイトより引用】1896年(明治29年)の10月30日、島崎藤村が「文学界」46号に「こひぐさ」の一編として初恋の詩を発表したことを記念する日。制定したのは藤村ゆかりの宿の長野県小諸市の中棚荘。記念イベントとして初恋をテーマとした作品(俳句、短歌、エッセイ、写真など)をはがきで応募してもらう「中棚荘・初恋はがき大賞」を行っている。 ということで、ここ↑にある「初恋はがき大賞」の授賞式でもあります。去年に引き続き、母(夫の)が短歌で2度目の入選を果たしましたので、一緒に授賞式に行って来ました。応募総数464通、7歳から87歳までの応募ということで、母はその最高齢。いつまでもみずみずしい感性で初恋を詠える母のセンスがうらやましい!受賞作品は詩あり、短歌あり、写真あり、エッセイあり。どれも個性あふれる素敵なものばかりでした。今回、大賞に輝いたのは45歳の主婦の方。「お母さん大好き、と腕の中にいた息子が、いつの間にか自分の初恋の時期を迎えたのか、私から離れていってしまって寂しいな」という内容の作品だったんだけど、私も息子を持つ身、その気持ちはよーくわかるなぁ。私が実際にそんな思いをするのももうすぐかもしれません。他はほとんどみなさん自身の初恋の想い出ですが、そのどれもが「う~ん、そうだよね~♪」と共感するようなものばかり。切なくって、ほんのり甘い初恋の想い出。それにしても「初恋」って誰にとっても特別なものなのねー、ってあらためて確認して来ちゃいました。「初恋はがき大賞」を主催している中棚荘の女将さんよると、戦時中に初恋を経験していた方たちが、1人になってしみじみと当時を思い出すような作品が多いのだとか。連れ合いがいる間は相手に悪いから思い出してはいけないと思っていたのかな。でも、心の中にはずっとしまわれていた当時の想い。1枚では書ききれず、何枚もにわたって細かい文字で綴られた初恋の想い出。そんなハガキを読ませていただきながら、なんだかその人の心の秘密をのぞいたみたいで、ちょっぴり複雑な気分になっちゃいました。(*^_^*)今日受賞された方の中にも、奥さんやご主人にはナイショで応募されていたという方がいらして、受賞の連絡を本人じゃない人が受けた場合、露骨にイヤそうな声を出された方もいらっしゃるのだそうです。もしかしたらその後、ちょっとしたもめ事なんかもあったのかな、と女将さんが心配しておりました。そうよねー。愛していたらちょっとヤキモチ?ましてやその初恋の相手が自分じゃないとわかれば?だけど、初恋までひっくるめて相手を大好きならいいじゃない?昔がどうあれ、いまは自分と一緒なんだし♪え?私?そうだなー、淡い恋ごころを「初恋」と呼ぶなら違うけれど、「♪いの~ちかけても~♪」くらい想い入れたという意味では夫が間違いなく「初」恋でありましょう。キャ~~~ッ!さて、今夜はハロウィンを兼ねたパーティ・ライブ。仮装してこい、との話なんだけど、まだ何を着るか悩んでる。チャイナドレスはあまりに寒そうなのでパス!スリットも深いので風邪ひいちゃいそうなんだもん。