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小山田浩子著『穴』新潮社刊。
幻想と現実の境界線がはっきりと見えているはずなのに、いつの間にやらその間に落ちているかのような、とらえどころの無い不思議な感覚。 想像力をかき立てられた上で物語の結末は読者によって異なることでしょう。 ありそうでいて今までに無い新鮮さを感じます。 『穴』だけでなく、収録作品の『いたちなく』その続編『ゆきの宿』はもっと面白い。登場人物たちの心の闇を、部分を書かずに読ませるような不思議な物語です。 短編でとても面白く、当然のように他の作品『工場』も読みたくなりました。 【送料無料】《第150回芥川賞受賞作品》穴 [ 小山田浩子 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月01日 16時03分36秒
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