トライアスロン初心者練習会
7/7, 7/8 の二日間。愛媛トライアスロン協会主催の初心者練習会に参加してきた。協会の先生方の指導を受けながら、実際の中島町のコースを走ることが出来るという非常に得難いトレーニングの機会である。初心者十数名に8名の指導者がいろいろと教えてくれるのである。私はウェットスーツを着て泳いだ経験がなく、水泳部門には非常に不安を感じていた。ガナスというショップに頼んで先日出来たばかりのウェットスーツを一度も試すことなく大会に臨むのは避けたかったので、今回一番テストしたかったところだ。ウェットスーツを着ると、体が浮くので危険を感じずに泳ぐことが出来ることが実感できたし、着方やワセリンの塗り方など、いろいろと理解できて自信が付いた。一日目には各種目の競技のツボを解説してもらい、その後泳ぎ、自転車、走りの各種目をばらばらにこなした。その夜は豪華海鮮バーベキューパーティで、サザエやらアワビやら新鮮な魚貝がこれでもかと山盛りになっていた上、昼の練習で汗をかいていたせいでビールが進み、どれだけ飲んだかわからないくらいのビールを飲んで夜更かししてしまった。新居浜にいるとトライアスリートに出会う機会もないから、話しているだけで楽しかったせいもあって、めちゃめちゃ飲んでしまったのだ。今治の自転車ショップ BANFF の店長に「中島大会は前夜祭が飲み過ぎてリタイアする人が多いですから気をつけてください」と忠告を受けた意味がわかった。本番の前夜祭では気をつけよう。そういうわけで二日目の今日、目を覚ますとどえらい二日酔いだった。今日の練習は各種目を(半分の距離で)通してやってみるというもので、もしかしたらゲロッパしちゃうかもと思っていたのだが、やっている内になんとか収まり助かった。ただ、最後のランニングをやってると照りつける日差しが激しく、体温発散が追いつかなくなり思い切り発熱しているがわかった。これはやばい、もしかして俺は今日熱中症で倒れてしまうのかという恐怖を少し感じたが、「本番に出ずに死ねるか」という気合いでなんとか最後まで走ることが出来た。ゴールに戻ってきて冷たい水を飲むと、凡庸な表現ながらまさに五臓六腑に染み渡るうまさであり、そして水のシャワーを浴びているだけで気持ちいいという原始的な快感を感じてなぜか泣けてきた。トライアスリートとしては非常に低レベルな私だが、それでもこんな事が出来る体に産み育ててくれた両親には感謝したい。いつも一人で練習してるときには「別に完走できればいいや」と思っているのだが、他の人も一緒になるとものすごく焦るのである。なんでかしらないけどものすごく焦るのである。しかし指導者の先生方の超人ぶりはものすごく、そりゃもうすごいスピードで泳ぎ、走っちゃうのである。世の中には元気な人がたくさんいるんだなと変な感心をした次第である。二日の間にものすごくいろいろな事があったので全く考えをまとめることができないが、非常に貴重な体験だったし、トライアスリートと知り合いになれたこともプラスになった。デジカメを持って行かなかったのは残念。本番まであと49日だ。