もしかして、一番好きな曲かもしれない
最近やたらと聞いているのが、Earth, Wind & Fire の "Chicago (Chi-town) Blues"。彼らのアルバム "millenium (邦題: 千年伝説)" に収録されている。Eart, Wind & Fire と言えば、70年代の "宇宙のファンタジー" とか "セプテンバー" とか "Let's Groove"とか、まあ、とにかく"Earth, Wind & Fire的"としか言いようのない曲の数々が有名だ。特に "Let's Groove" なんかはドリカムの「決戦は金曜日」にまんまパクられてて有名だろう。ともすると、70年代の活躍にばっかりスポットがあたりがちな彼らではあるが、90年代に発表されたアルバム "millenium" は私の中でも彼らのベストだ。出だしからハイテンションな "Even if you wonder" から始まり、"Sunday Morning" や "Blood Blothers" 、そしてモーリス・ホワイト得意のバラード "I wanna spend the night with you" に、今回取り上げた "Chicago (Chi-town) Blues" などなど、名曲揃いのアルバムである。特にこの "Chicago Blues" という曲、フィンガーティップスに載せたビッグバンドのブラスで始まり、メインボーカルのモーリス・ホワイトの低音・中音・高音・ファルセットが楽しめ、さらにフィリップベイリーのファルセットのスキャットまで楽しめるという贅沢な作り。Earth, Wind & Fire のすべてが詰まっていると言える。しかし、YouTube で探してもこのアルバムに入ってる曲が全然出てこないのは悲しいことで、まあ、芸術性と人気は必ずしも両立しないんだなあと感じるのであった。ただ、私の iTunes の再生回数を足していくと、この "millenium" がアルバムとしてはトップじゃないかなと思えるくらい聴いている。物好きな方は是非お聞きアレー。