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カテゴリ:ヨタ話
新車の販売台数が低迷しているそうだ。自動車メーカーの首脳は困惑しているというが、困惑しているフリをしているだけだろう。ホントに理由が分からないなら連中はただのアホだ。
派遣社員や期間工の増加、正社員採用の抑制など、バブル崩壊以降「国際的競争力向上」の美名の元に給与支出抑制を各企業はいっしょうけんめい行ってきた。結果として購買力が下がるのは当然だ。あまつさえ働けば働くほど貧乏になるという、いわゆる「ワーキング・プア」も登場してきて社会問題化しているが、これらは産業界が自ら招いた結果なのだ。 コストダウンを進めたのは良いが、「労働者=購買者」であるという基本的なところにツケが回ってしまい、そりゃ車なんて買ってられないよなあっていうのが実際のところだろう。 それにもましてゆとり教育の弊害や頼りない教師の増加によって余分な教育費が必要になるし、地価は景気回復で上がってくるし、自動車にさける部分なんてどんどん減っているのだ。 結局木っ端役人どものつまらない施策によって社会はどんどん混迷を極めて市場は縮小・衰退する一途だ。 アベ傀儡政権はホワイトカラー・エグゼプションとか言って、労働時間の制限を撤廃した上に、残業代も払わなくてすむ企業に優しい制度を導入しようとしているので、そのうち余暇もなくなって車に乗るヒマすらなくなるだろう。 賢明なる車会社の経営者諸氏や木っ端役人の皆さんに政府の連中は当然そのくらい分かってると思うが、もしかしてマジで分かってないかもしれない。まあ、そりゃそのくらい分かってたらバブルだってあんなに激しく崩壊してなかったかもな。 労働者諸君、もうそろそろ立ち上がっても良いんじゃないか?俺たちはもう十分ガマンしたんじゃないのか? と、なんかアジテーターっぽくなってきたが、最近家族用のとは別に自分用の車が欲しいなと思っていて、実際どのくらいかかるのか計算してみた。 まあ、細かい計算は省くとしても実際週末に数回乗る程度の乗り方なら、都度タクシーに乗ってJRやバスを併用するほうが新車買うより安く付くのである。もちろん日常の買い物に使うのなら話は別だが、それでも乗り方を抑制すればタクシーのほうが安いのだ。 と、いうことで私は新車買うのは止めて、自分の車が必要な場合にはもっぱらタクシーに乗ることにしたので、これでまた車の需要が一台減ったのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.02 01:34:20
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