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テーマ:100円ショップ(2319)
カテゴリ:エッセイ
同じく、「映画の中のクラシック4」には、「マディソン郡の橋」の劇中歌の2作品が収録されている。「サムソンとデリラ」の(あなたの声が私の心を開く)「ノルマ」の(清らかな女神よ)である。
サムソンとデリラは、ナザレ人とペリシテ人。 ノルマは、ガリア人とローマ人。 征服する側とされる側の恋の歌である。 「サムソンとデリラ」に至っては、最後の士師サムソンをデリラが、骨抜きにすべく誘惑するシーンで、私としてはあまり歓迎できない内容なのだが、サン・サーンスの叙情的な音楽にのせられてはうっとりするしかない。 (清らかな女神)は、巫女が平和を願う歌で途中、混声の合唱が入りその中をソプラノが伸びやかに歌っている。椿姫の悲愴な歌曲(さようなら、過ぎ去った日)の次にこの2曲が入るのだが、椿姫で打ちひしがられた私の胸が「サムソンとデリラ」の誘惑の恋歌、「ノルマ」の平和の歌により、少し開かれ明るくなり、3曲はさんだ後に映画「パトリオット・ゲーム」の「剣の舞」の賑やかさで、すっかりブレークする。 100円ショップのこのCDは、私にとって今日も3000円以上の価値をもたらしてくれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月27日 22時16分22秒
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