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カテゴリ:憲法に守られた平和
東京新聞「平和の俳句」が2回目の夏を迎えました。今日の句は金沢市の63歳、正二さん *重くなく軽くもなくて平和なり 選者の評は 金子兜太さん:良く育った子供を抱き上げて、とぼけて見せて。平和の味です。 いとうせいこうさん:この感覚は見事。平和という言葉が示す何かが確かに存在する。 というものでした。この平和の俳句に呼応して、琉球新報さんも毎週日曜日に「平和のうた」を掲載しているそうです。今日の東京新聞に紹介されていた「平和のうた」をご紹介します。 俳句 ・慰霊の日果てて果てなき有刺線 那覇市75歳、光子さん ・色褪せし学徒の遺書や夏深し 那覇市76歳、文子さん 川柳 ・お隣のおばあがうちの子を叱る 八重瀬町36歳、文基さん ・修羅場見た母がポツリと平和だね 北中城村62歳、好博さん ・平和だな楽しく遊ぼううれしいな うるま市9歳、葵さん 短歌 ・若夏の風光る朝の燥ぐ声路地翔上がり空へひびかう 糸満市71歳、寛子さん ・生き延びて気が咎めるよ沖縄忌逝きし学友らの姿顕ちきて 那覇市85歳、唯正さん 琉歌 ・沖縄お真人や神に願かけて基地よ取り除けて平和なゆす 読谷村81歳、節子さん ・あけやう思産子この世界にをらぬ礎抱き泣きゆる母の姿 宜野湾市78歳、貞子さん 節子さんの琉歌は=沖縄の多くの人は基地のない平和な世界を神様に願かけしている・・ 貞子さんの歌は=ああ、いとしい生みの子はこの世にはいない。名の刻まれた「平和の礎」を抱いて、泣き叫ぶ母の姿が忘れられない・・・ 琉球新報の「平和のうた」読ませていただいて、いつも、強い共感と感動を覚えます。私たちはつながっている・・・。 さて、そんな沖縄の東村高江が、ヘリパット建設の攻防が激しくなっています。集落を囲むようにしてできるというヘリパッド。豊かな自然と自分たちの暮らしを守らなければ、と住民たちは決意しています。 そんななか、20日、取材中の沖縄タイムスと琉球新報の記者さんが身柄を拘束されました。 琉球新報さんの抗議文の一部をご紹介します。 =本紙記者は琉球新報の腕章を身に着け、住民の抗議行動を記録するための正当な取材をしていた。現場には県民に伝えるべきことがあった。警察の妨害によって、その手段が奪われたことは大問題だ。警察官が記者を強制的に排除し、行動を制限した行為は報道の自由を侵害するもので、強く抗議する〉= この報道への妨害は、東京新聞、信濃毎日新聞などが取り上げましたが、大手マスコミは今のところ触れていないようです。報道に対する見過ごせない妨害なのに。みんな揃っていつか来た道、時の政府に媚びを売り、戦争への道をすすんでいくつもりなのでしょうか? むのたけじさんは言っています。 *ジャーナリストの資格は、常にキバをもつ雑草の一本であることだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.08.25 20:35:03
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