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カテゴリ:憲法に守られた平和
今日も東京新聞。斎藤美奈子さんの「本音のコラム」です。以下に引用させていただきます。
題は「キョーボー罪」です。 =キョーボーっていう音から思い浮かべる漢字はふつうは「凶暴」ですよね。「あそこの家には凶暴な犬がいる」とかいうときの凶暴ね。 いま話題のキョーボーはしかし、なんといっても「共謀」だ。 共同謀議の略語だそうで、今国会に政府が提出しようとしている「共謀罪」に関係する。 検索サイトに「凶暴罪」と入れると、勝手に「共謀罪」に変換して検索しますからね。 キョーボー罪だとイメージが悪いので「テロ等準備罪」に政府は名称を改めた。 「国際組織犯罪防止条約」を締結するためには国内法が必要だそうで、法整備ができなければ「東京五輪は開けないといっても過言ではない」と首相は述べた。 じゃあ開かなきゃいいじゃん、とついついツッコみたくなるけれど、どうもよくわからない。 破防法、刑法の凶器準備集合罪、盗聴法、団体規制法、特定秘密保護法の共謀の規定・・・。似たような趣旨の法律がこの国にはいくつもあって、そのたびに市民の権利が阻害されるのではと懸念されてきた。 この上さらにキョーボー罪、要りますか? 条約締結のために必要だって本当? 共謀罪の特徴は何でも切れる万能包丁みたいな法律であることだ。 こういう便利な道具を手にしたら、捜査はきっと雑になる。 不起訴の山になるかもね。 警察を凶暴な犬にする法律。シャレにならない。= ☆という斎藤美奈子さんでした。 話は違うけど国会で安倍総理が「云々」を「でんでん」って読んだとネットに書いてあったけど、ほんとでせうか? 東大を出てないから云々の書き込みが多いけど、そういうものでもないでしょうけどね。東大出ていなくても字が読める人はいっぱいいますし。 そのことで理解できたのは、安倍総理がとんでもないことを堂々と自信満々に語る姿・・・って、内容を理解せずにただ字面を追っているので、あんな態度が出来るのではないかと思った次第です。 内容を理解していれば、私たちの生きる時代への罪深さにおののき、いたたまれないはずでせう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.25 19:37:51
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