年度末工事の誤解
さあ3月。年度末に向けて終わる工事のための現場稼動、検査準備など大忙しです。 世間では、「年度末は年度内の公共予算消化のために無駄な工事を行っている」「同じ道路を何度も掘っては埋めて無駄なことをやっている」というようなことを言われますが、誤解があるようです。 「予算消化のための工事」・・工事の発注は予算作成~設計測量を経て年度後半に工事発注になることが慣例で、年度内完成を目指して3月に慌しくなることもありましたが、工事発注時期も平準化され、また公共工事予算もかなり削減されているので無駄な工事の発注にまわすお金は私たちの周りでは無いです。 「同じ道路を掘ったり埋めたり」・・道路工事で通行止めにしないものは工事をした部分に仮舗装をして通行してもらって、また仮舗装を剥いで工事をする、ということはあります。一日でやれる工事は限られるのでこのような工事手順になります。道路を通行止めにすればいいかもしれませんが、どうしても通行止めにしなければならない場合以外は通行優先になることが多いです。 特に公共工事は皆様の税金を財源にしています。無駄といわれないよう、工事のわかりやすさや工事の手順なども工夫して進めたいと思います。