カテゴリ:読みたい本、注目の本
いま、ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』日影丈吉訳を読んでいる この日影さんの訳がおもしろい、というか もちろん日影丈吉さんは古い人に属するので つまり何を言いたいかと言えば なぜ昔は小難しく、もってまわったように訳をつけたのだろうか 例えば中国語の杜甫の絶句(詩) こうみどりにして鳥はいよいよ白く=江碧鳥逾白 のように日本語読みにする方法を昔の人が考案していたのよ ほんと、小難しい小説でなくても例えば大久保康雄さんの『風と共に去りぬ』だって 新訳ブームで「わかりやすく」「現代語に近づけて」がもてはやされ あ、この「なくはない」も漢語調か?
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翻訳調は、漢文からの影響・・・
とは、卓見ですね まあ、かならずしも翻訳調でなくても 漢文と距離的に近い昔の文豪の文章など 非常に香り高いですよね それに漢文の利点 コンパクトな文字に ギッシリとイメージが詰め込まれていて 今の文章に、香りの高さは期待できません 味わいも、しかり ・ 風と共に去りぬ ・ 赤毛のアン ちょうど、この二作品について ばあチャルさんに書こうと思っていたところでしたので、ちょうどいいんですが(笑) 私、詩歌好きにもかかわらず、男脳です その私にとって この2作品、どうも、さっぱりわからない と言うか 感情移入できない まるで、女性週刊誌のゴシップ記事を読んでいるような 「どうでもいいんと、ちゃう?」感がすごい(笑) 文章というより、テーマ(笑) と言うのも、 「今でしょ_」の林修氏がテレビ対談番組を持っていて 古今の名作をゲストと話し合うんですが 先日は元TBSの吉川美代子さん 解説委員までした人ですが 風と共に去りぬ、を語らせると まるで、宝塚歌劇を語るファンのように変身(笑) もう、そのミーハー振りと 女性心理への過度の理解(笑)に圧倒されました 林修氏も、普段はゲストとちょーちょー発止とやるんですが 吉川さんの濃い女性の世界(笑)に圧倒され されど、無下に、笑い飛ばしたり、否定はできず 必死に謹聴を装っている姿に同情と、笑いを禁じ得ませんでした 私、男脳すぎるな これが、小説理解を妨げている その点、例のNさんですが ひょっとしたら、女性かも、と言う疑念も あんな韓流女性ドラマと小説を、普通、男は、中高年になって、読みますか? それに、韓国の工業産業は日本よりはるかに上、とか、普通の社会的常識が無いし、過度の韓国びいきに、在日かもとも 私、失礼とは思いながら、何度も直接、あそこで質問しましたが、返事はありませんでした もう、あそこは、バカらしくて、あまり見ていません あいかわらず、共産党の細胞?(笑)が入り込んでいて、都合のいいことを言いたてている 真剣に反論している人達が可哀想(笑) (2015年08月18日 10時25分39秒)
alex99さん
「風と共に去りぬ」と「赤毛のアン」 たしかに男性はほとんど読みませんね 男脳と女脳の違いというのは当たっていると思います ボーボワールは 「それは後から植えつけられたもの」と言いますが それだけで片づけられない 今はやりでいえば「個性」ではないですか ですから 男性でも女脳の人もいるし、女性でも男脳の人がいる また、両方を分け持っている人もいるのでしょう 吉川美代子さんもバリバリ解説をなさっている時は男脳 くつろぐときは女脳かも(笑 Nさんのことですけど文学青年だったのでは 歳経てもますます若返りして ひとつ、むきになってらっしゃるのでは 矛盾した反抗の気もありますよ そこがちょっと鼻につき(失礼! わたしもお気に入りから外しましたが たまに覗きます(笑 うーむ、ということは個性が気になるってことですね (2015年08月18日 11時27分19秒) |
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