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やっぱり読書  おいのこぶみ

やっぱり読書 おいのこぶみ

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2017年07月01日
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7月になった。
先月末に誕生日が過ぎ、一つ若くなった。

さて、6月はたくさん本が読めたが、
「断捨離」とて減らさないといけない中古本の処理でもあったので支離滅裂ではある。
けれど、なんとなくつながる感想になり、おもしろいものだ。
読書ってのはそこが楽しいので・・・。

『コンカツ?』石田衣良
実用書の感じで今「どんな風」って思って読んだ、不謹慎のそしりかな。

それではいけないと、
『海市』福永武彦
純愛物語この小説。ヒロインが悪女かなあと。

『蹴りたい背中』綿矢りさ
一気に高校生時代に戻って「わかるわかるその気持ち」

『ポアロのクリスマス』クリスティー
間食にミステリーを、お馴染みのポアロ。
ポアロもの、半分以上は読んだ。マープルはすべて読んだが。

『スティル・ライフ』池澤夏樹
またまた若い気分になり、新鮮な感覚を楽しむ。

『ホロスコープ物語』森瑤子
12星座にことよせて12人の女性の物語。
星座で性格がわかれば苦労はない。
この作者さんはこってり派。南の島の雰囲気バリバリ。
というわけで

『セブンデイズ イン バリー』田口ランディ
南の島の汗ばむ湿気と花の香にむせそうな一遍
旅に出て、こんな創作をしてしまう作家魂に乾杯!

田口さんは当地にまだ住んでいらっしゃるのかしらん?
地元、唯一の本屋さんにはコーナーがあって、どのご本も手に入る。

『北の愛人』マルグリット・デュラス
『愛人 アマン』の焼き直しのようではあるが、老年になって再び筆を執ったので、
さすが感性が理知にくるまれるとこうなるのか。

『アメリカの友人』パトリシア・スミス
『太陽がいっぱい』のアランドロン演じる主人公がどっこい生きていて、またまただまし討ち。
古典かおるミステリーなり。

『歴史再検証 日韓併合』崔基鎬
日韓本はいろいろ読んでいるが、alexさんがかなりまえにおすすめの本。
やっと読んだ。うーむ益々わからないお国だ。

『牝猫』コレット
60年代に映画になった。
猫好きの青年が結婚して破綻するという物語。
犬だったらよかったのかもしれない。
猫とはねえ。しかも牝猫。
好きが徹底すれば、何かと悶着が起こる。

それでなくても結婚は異なる二人が折り合うのだ。
自由と協調性、個人主義の矛盾。

最近の非婚化傾向。日本、やっとここまで来たか!(笑)


『沈黙の春』が重苦しいので(そんな事言ってられないのだが)三島由紀夫『岬にての物語』に移行。
初期の短編集だがさすがの文才!とても素晴らしい。





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最終更新日  2018年08月14日 11時31分52秒
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■コメント

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Re:本とともに6月が過ぎ去れば(07/01)   alex99 さん
ブルーレイの【お好み予約】で
「アガサ・クリスティー」と入力してあるので
テレビのポアロものは、自動的に録画されています
(まだ、見ていないが)(笑)
録画の積ん読なり(笑)

ところで
ポアロとマーブル
作風は違いますか?

  ーーー ◇ ーーー

「海市」
新入社員の頃
先輩で努力型建前型教養主義(笑)とでも言うべき人がいて
本人には、感性は無いのですが(オイオイ)
読書会などに参加して
ついでに、読書会の女性にも手を出す(笑)
という人で
しかし、容貌は怪異?な人でしたが(笑)

この先輩、ある日、私を試そうと言う意図ミエミエで
私に「海市」の本を見せ
「この本、どう思う?」と聞いてきました
私は、当時、まだ、この本も、作者も知らない状態で
いきなり、初見で(笑)この本を見せられ
パラパラとページをめくってみて
ストーリーなど、わかるわけも無く
ただ文章を見て
「この作者は、仏文出身ですね」とコメントしました

「ほ~!? どうしてわかる?」
と聞かれたので
「この文章は、描写が非常に色彩感があって感覚的
 開高健がやはり仏文で、仏文出身者には、そういう特徴があるかと」
と答えたら、驚いた風で
それから、少し、私を認めたようでした(笑)

福永武彦は仏文出身ですよね

  ーーー ◇ ーーー

自己分析すると
真面目な私は、ヘルマン・ヘッセやトーマス・マンなどの
ドイツ教養主義的な作品が好きだったのですが
同時に
トニオ・クレーゲルのように(笑)
ラテン的な感性的な部分も、もう半分で

ついでですが
トニオ・クレーゲルの
感性と知性を重視する自分が
そういうものに興味も示さない
極めて実際的な市民的性格の人々に
逆に劣等感を感じる
と言うところが、実によく理解できるのです

トニオ・クレーゲルで示されているテーマは
芸術気質と市民気質
ゲルマン的質実な気質とラテンの感性的気質
そういうものの相克と苦悩
と言うものでは無いでしょうか?
・・・と言うテーマで
「私の中のトニオ・クレーゲル」だったかな?
そういう表題で記事を書いたことがあります

長々とすみません (2017年07月01日 18時28分51秒)

Re:本とともに6月が過ぎ去れば(07/01)   alex99 さん
デュラスとコレット
こういう、エッチなフランス女性作家(笑)
好きです(笑)

やっぱり、女は、フランス女に限る(笑)
(2017年07月01日 18時31分42秒)

Re[1]:本とともに6月が過ぎ去れば(07/01)   ばあチャル さん
alex99さんへ

「ポアロとマープル」

描き分けられているような、いないような
だってポアロも作者が齢経ると、だんだん老女みたいな風に・・・
気のせいか?こちらがそうなってきたのか(笑

もっと前に読んだ時、わたしはマープルが読みやすかったから、やはり作風はかっきり違っていたのでしょう
灰色の脳細胞と編み物ですからね


「福永武彦」

東大出の仏文学者
そういえば読んでいて、堀辰雄の雰囲気を思いましたが

alexさん、「パラパラ」と読んでわかったなんて、すごい!
その先輩は女性にマメってところだけが・・・(笑)


「ドイツ教養主義的な」
「ラテン的な感性的な部分」

なるほど、読書も自己分析を触発することにもなりますね

で、分析した結果その反対の気質になりたがる
あるいは否定したくなる
人間は複雑な心理を持っていますね
(2017年07月02日 10時02分40秒)

Re[1]:本とともに6月が過ぎ去れば(07/01)   ばあチャル さん
alex99さんへ

「フランス女性」

デュラスやコレットを読んでいると
わたしはそのエネルギーに感心してしいます
その点、日本女性は淡白で弱弱しいようです

シングルマザーに手厚くして人口問題を解決したのもその辺かと
あ、非ロマンチックでした!
(2017年07月02日 10時13分46秒)

Re:本とともに6月が過ぎ去れば(07/01)   イサムチャン さん
こんばんは

>先月末に誕生日が過ぎ、一つ若くなった。

あらまー!!
おめでとうございます。
一つ若くなっていくのがいいですね。
あやかりたいです。

6月たくさん読まれましたねえ!!
色々な作家の色々な本を読んでいらして、
その簡潔な読後感にも魅かれ感心しました。



(2017年07月07日 22時59分55秒)

Re[1]:本とともに6月が過ぎ去れば(07/01)   ばあチャル さん
イサムチャンさんへ

梅雨明けが出たのに、夏風邪をひいております(汗
若さ宣言したのに(笑)です

レスポンスが遅れました
おくれついでによしなしごとを書きますね

この頃は梅雨明けと言ってもピンときませんね
どーっと降っては災害を起こし、迷惑至極、お気の毒です
かと言って雨量がたりないようで、関東地方では取水制限です

温暖化で異常気象!なんて言葉もずいぶん永く言われていますね

ところで今年、当地は蚊やブヨが全く出ません
畑に出てもいっこうに刺されません
毎年、手足顔などに絶対刺され、
大腫れに腫れ、かゆくて死にそうになるのに

畑の虫も少ないです
畑の敵で虫自身には不本意でしょうが害虫と言われています
例えばウリバエ これがつくとキュウリの葉っぱがレース編みになり、
へたをするとキュウリ自体も食われてしまいます

町単位ではなく群や県にまたがっているようで、不思議に思っています
(2017年07月21日 14時26分15秒)

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