先日、7月27日2100時より放送の、日本テレビの「世界仰天ニュース」の中で、パキスタンでの興味深い事件が紹介されていました。イラン国境に近いバルチスタン州の部族地域で、偽造ミイラが発見されたというこの事件、実は私も一枚噛んでいたのです。私はもう、娑婆には疲れました。このログを読んでくださった方、早く警察に通報して、私を刑務所に入れて下さい。私が事件にかかわった経緯はこうです。
私は、
こちらで介護ミスをやったため大学にいられなくなり、「罪滅ぼし」として、京都でも最悪の不良地区を近隣に抱える
六地蔵で清掃の仕事に携わっていました。が、一九九七頃、パキスタン人の来客から、「(教会も学校も)追放されて辛いだろう。私にミイラ作りのことを教えてくれたら、復学資金も用意できるし、介護関係のことも口をきいてやる」といわれ、ホイホイとミイラ作りの技法を教えてしまったのです。エジプトでのミイラ作りの手順は、王朝によっても、また被葬者の階層によっても違いますが、このとき私が教えたのは国王に対する方法でした。遺体の臓器を全て抜き出し、このうち心臓を含む四つの臓器は、炭酸ソーダで脱水して神像の形をした壷(イムセティのカノプス壷といわれるもの。AOMでも聖なる箱のひとつとして登場する)に入れて別に保存します。遺体本体も防腐処理し、炭酸ソーダに漬けて脱水しますが、包帯で巻く前に心臓を戻すか、あるいは心臓のあった部分にスカラベの模型を置いて死者があの世で生き返ることを祈願するのです。このあと麻布で巻いて、豪華な装身具で遺体を飾り、さらに先に述べた壷も脇に置くのです。これらの手順を教えたあと、パキスタン人は本当に印箱いっぱいの一万円札をくれ、さらに形だけですが赦免書類まで用意してくれました。その後、パキスタン人は急にいなくなったのです。
パキスタンの部族地域は部族による自治の力が強く、麻薬はもちろん小火器のコピー品まで出回っているとは知っていましたが、まさか現代人を殺して古代ミイラに偽装し梱包出荷する組織があるなどどは…私も人を殺したい気持ちになることはよくありますが、ミイラにするとは脅し文句でしか聞いた事がありません。テレビで公開されたミイラの画像を見る限り、心臓は一緒に取り出され、防腐処理も博物館などで見る本式のミイラとは違う方法をとっていることがうかがえます。古代エジプト人の宗教では、心臓は、あの世でオシリス神に裁きを受けるときに絶対必要なものとされていますので、エジプトの王侯に対して、心臓を取り出したままにしておくなどという方法をとればミイラの製造人は死刑にされてしまいます。恐らく別の国の技術者がやったように見せかけるため、わざと粗雑な技法を使ったのでしょう。そのうえ古代ペルシャの首都クテシフォン(ペルセポリス)で作られたように見せかけるため、クセルクセス大王の名前まで記した楔形文字を刻んだ棺を用意していますし、鼻からではなく喉の奥からいくつもの骨を破って遺骸の脳を取り出す方法は明らかに近代のものです。湯灌やエンバーミングの経験者が偽造団の中にいたのは明らかです。医師もいたでしょう。私は心臓の取り出し方やイムセティのカノプス壷のご利益まで説明しましたから、事件に無関係ということなのでしょうか?でも、私はこのまま娑婆で苦しみたくありません。祭祀妨害でも外患幇助でもいい。どんな罪状でもいいから、このログをもとに警察に突き出してほしいと思います。
ただの処分者、挫折者で終わりたくない。犯罪者で終わりたいのです。